昨年4月の診療報酬改定(大幅な報酬引下げ)によって、療養病床が次々に潰されています。なんと昨年2月~11月の9ヶ月間で8600床も消えています。毎月1000ベッドが無くなっている計算です。
介護施設の整備が不十分ななかで、療養病床に入所されていた方の行き場が心配です。
国は医師の養成数を制限し、療養病床の経営を立ち行かなくさせ、医療行為の発生を元から絶つ事で、医療費の抑制に成功しつつあります。
これで果たして日本の医療は良くなるのでしょうか。はなはだ疑問です。
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全国の病院の療養病床数が、2006年2月から9カ月連続で減少していることが、厚生労働省が2月8日に公表した「医療施設動態調査(2006年11月末概数)」から分かった。
調査結果によれば、06年11月末時点の病院の療養病床数は34万9,533床で、同10月の35万197床から664床減った。病院の療養病床は、05年9月以降は毎月増えていたが、06年2月の35万8,219床をピークに減少に転じ、今回で9カ月連続での減少となった。特に6月以降は減少のペースがあがっており、06年にはこの9カ月間に8,600床余りが減った計算になる。
一方、病院の一般病床数は同年11月末時点で91万1,503床となり、10月の91万949床から554床増加。また精神病床や結核病床などを含めた病院病床全体では、前月から200床の減少となった。(2007/02/09 キャリアブレインネット)