岐阜県医労連へようこそ

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チキンの大反撃のメーデー

2008年04月30日 | 輪話和コラム

機関紙「輪話和536号」コラムより

▼映画「オールウェイズ続・3丁目の夕日」の主題歌「花の名」や「天体観測」など、若者に人気が高いバンド「バンプ・オブ・チキン」そのバンドの名は「弱者の反撃」を意味しているそうな。▼その彼らが昨年の秋にリリースした「メーデー」【苦しさと比例して僕らは近づける、再び呼吸をするときは君と一緒に】軽快で激しいビートの中には、生きにくい世の中に対する「仲間の連帯」のメッセージを感じる。▼1886年5月1日、アメリカのシカゴで開かれた初めてのメーデー。1日12~14時間も働かされていた労働者が「8時間は仕事、8時間は休息、残りの8時間は、オレ達の好きなことのために」をスローガンに、8時間労働制を求め立ち上がった歴史的な日メーデー。▼日本で「弱者の反撃」が始まっている。組合に入り偽装請負や不払い賃金の是正、そして高齢者の長寿医療制度への怒りの広がり。すべては人間らしさを取り戻す闘い。▼苦し時だからこそ、労働者が手を取り合ってつながりあう大切さ。今年のメーデーでは、その連帯を思いきり感じ取ろう。


須田労組、看護師初任給(基本給)大幅に引き上げへ

2008年04月29日 | 加盟組合の活動
◆やったね!一時金の査定をやめさせた須田労組、今度は基本給を一気に改善!
飛騨高山にある須田病院は看護師初任給が142600円と、県内病院で最下位であることが県医労連の調査で判明。須田労組はその調査表を理事会に渡し、「基本給の改善」の要求をしていました。
理事会から「職務手当・調整手当を基本給に組み込みたい」と労組に打診があり、正式に4月10日理事会から「他の病院と比較した場合、当法人の本給は低いので、年収においては遜色ないとしても、一見して低いと感じられてしまう。」と、「職務手当・調整手当(看護師で54000円)を基本給に組み込む」という提案が正式に出されました。
これにより、看護師の初任給は142600円から、一気に196600円(+54000円)に引きあがりました。

京都亀岡にて 第2回医労連共済制度検討委員会

2008年04月22日 | 医労連共済のお話

P4220101 4月21日~22日にかけて、第2回医労連共済制度検討委員会が京都亀岡にて開催されました。

これは医労連共済20周年に向けた制度改定内容を検討するもので、今年の7月までに改定の概要報告、2009年1月に予備提案、2009年7月に正式な制度改定提案を行い、2010年から実施する計画です。

前回の制度検討委員会の議論を踏まえて、組織共済、個人共済、火災共済の制度改定について議論を深めました。

制度改定の目玉は「火災共済」の「地震特約」。前回より具体的な保障内容に踏み込んでの議論となりました。

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P4220102 亀岡駅には「石田梅岩像」がありました。知らなかったのですが、大変な思想家だそうです。

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1970年代頃からの環境問題への意識の高まりや、企業の不祥事が続く中、CSR(企業の社会的責任)ということが欧米を中心に盛んに言われるようになったが、そのような背景の中で「二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するやうなこと多かるべし」「実の商人は、先も立、我も立つことを思うなり」と、実にシンプルな言葉でCSRの本質的な精神を表現した石田梅岩の思想は、近江商人の「三方よし」の思想と並んで、「日本のCSRの原点」として脚光を浴びている。その思想もやはり営利活動を否定せず、倫理というよりむしろ「ビジネスの持続的発展」の観点から、本業の中で社会的責任を果たしていくことを説いており、寄付や援助など本業以外での「社会貢献」を活動の中心とする欧米のCSRにはない特徴がある。(ウィキペディアより)


4.17国会署名提出行動に参加

2008年04月19日 | 請願・陳情

P4170093 4月17日「医師・看護師をふやせ、医療の危機打開をめざす国会行動」が行われました。岐阜県医労連からは3名が参加し、岐阜選挙区の自民党議員5人(金子一義議員、野田聖子議員、古屋圭司議員、藤井孝男議員、松田岩夫議員)の議員事務所に訪問、紹介議員の要請を行いました。

新しい請願署名の紹介議員は、4月22日現在で107人となりました。新たな紹介議員は、綿貫民輔衆議院議員(国民新党・富山3)、亀井久興衆議院議員(国民新党・比例中国)、田名部匡省参議院議員(民主党・青森)の3氏です。

岐阜県では、園田衆議院議員、平田参議院議員、山下参議院議院(いずれも民主党)の3氏が紹介議員となっていただいています。1人でも多く紹介議員になっていただけるよう、奮闘したいと思います。

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国会議員要請の前には、衆議院会館にて集会が行われ、自民、民主、共産、社民、国民新党の代表がそれぞれ挨拶、医療危機打開に向けた各党の取り組みや、決意が語られました。

P4170086自見庄三郎参議院議員(国民新党)

OECD諸国と比較しても、日本の医療費は低い。この医療費を政府与党は、更に削るといっている。お金がないと言い訳する。そんなことはない。国民のために使う予算はあるので、みなさんが怒りの声を上げなければならない。」

P4170087 高橋ちづ子衆議院議員(日本共産党)

「みなさんは、国民生活になくてはならない医療現場を支えている。医療労働者のみなさんが、職場で燃え尽きてしまうような過酷な勤務があってはならない。国会で人員不足、超過勤務の問題など質問もしたが、医師・看護師の増員に力を尽くしたい。」

P4170088 阿部知子衆議院議員(社会民主党)

「診療報酬制度で包括性の後期高齢者診療が導入されると、病院の収入は減ってしまう。医療労働者の賃金や身分保障にも影響する。外からは兵糧攻め、中からは人がいなくなるという事態になる。医療や介護は人が生きていく根源。国民と医療人がともに手を携えてがんばらねばならない。」

P4170089 寺田稔衆議院議員(自由民主党)

「社会保障費予算2千億円を自動的にカットする仕組みこそ、改めなければならない。自分は与党の立場から、医療現場の声を国会にもちより、心一つにして、具体的な予算増や人員の確保につなげていきたい。」

P4170090 山田正彦衆議院議員(民主党)

「いま、いたる所で問題が噴出している後期高齢者制度は、何とかして本気で廃止したい。野党四党で廃止法案を衆議院に提出している。介護に関わる人材確保の問題と合わせて、予算を確保し、安心して老後を迎えられる、安心して医療・介護を受けられる制度を作っていきたい。」

P4170091 下田敦子参議院議員(民主党)

「今日は、地元のみなさんから直接声をかけてもらい参加した。署名はどれだけあってもかまいません。みなさんと一緒にがんばります。」

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P4170092 写真は通行証です。疑問なんですが、なぜ参議院議員会館と比べて、衆議院議員会館の警備の方が厳重なんでしょうかねぇ?


本巣市議会が医師・看護師・介護の意見書を採択しました

2008年04月18日 | 請願・陳情
本巣市議会が3月26日に、医師、看護師、介護の意見書を採択しています
詳しくはHP(http://www.city.motosu.lg.jp/contact/44/93/106/1749/001751.html)をご覧下さい。
これで、新しい「医師・看護師確保のため法改正を求める請願」、そして「介護の人材確保を求める請願」の地方自治体決議の到達は
①医師は3市1町(美濃加茂市、飛騨市、垂井町、本巣市)
②看護師は2市1町(美濃加茂市、垂井町、本巣市)
③介護は1県3市2町(県、岐阜市、美濃加茂市、垂井町、富加町、本巣市)
となりました 次は6月議会に向けて奮闘します。

2008年4月17日は「憲法9条勝利」の日

2008年04月17日 | 平和が一番!

Photo151946 「憲法9条は生きている。力があると認めた画期的判決」が17日に名古屋高裁で出されました。

4月17日は日本医労連の国会行動があり、帰りの新幹線で、「違憲判決のテロップ」が流れ、「やった!すごい!」と思いました。

平和を求める国民の声が裁判官を動かしました。昭和35年10月19日は朝日訴訟の「憲法25条の勝利」の日でした。今日は「憲法9条の勝利」の日となりました。

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9条のある国に生きていてよかった 自衛隊イラク派兵は違憲 名古屋高裁判決(4月18日janjanニュース)

17日午後、名古屋高裁は「自衛隊イラク派兵差止請求控訴事件」で原告・実質勝訴とする判決を言い渡した。法廷から走り出た若手弁護士が示す垂れ幕に、降り続く雨の中、1号大法廷に入りきれず、法廷外で待っていた100人を超える関係者から、腹の底から響き渡る歓声が湧き上がりバンザイ、バンザイの声がしばし鳴りやまなかった。

17日午後、名古屋高裁「自衛隊イラク派兵差止請求控訴事件」で、原告側を実質勝訴とする判決が出た。法廷から走り出た若手弁護士が示す垂れ幕に、降り続く雨の中、1号大法廷に入りきれず、法廷外で待っていた100人を超える関係者から、腹の底から響き渡る歓声が湧き上がり、バンザイ、バンザイの声が鳴りやまなかった。多くの関係者が涙ぐみ、なかには地面に伏せて喜びの涙にむせぶ原告すらいた。

 04年2月の1次提訴から5次まで3,251名の1審原告の中から控訴した原告と、1審途中で分離した天木直人元レバノン大使、そして第6次・7名の、合計1,122名の原告による3つの控訴審に対し、民事3部部青山邦夫裁判長ら3裁判官が下した一括採決の主文は「1、本件控訴をいずれも棄却する 2、控訴費用は控訴人らの負担とする」というものだった。

 「イラクおよびその周辺地域への派兵禁止と、その行為の違憲確認を求めた」訴訟は全国で初めて04年1月28日に元郵政大臣・箕輪登氏(故人)が提訴して以来、全国で12件に上り、原告総数約5,800名、弁護団は800名を超えている。今回の名古屋高裁判決は形式的に原告敗訴ではあるが、内容で実質勝訴となっていることから原告側は上告しないため、このまま判決が確定する。

 判決後、中区桜華会館で開かれた原告団集会では報告する原告、弁護士、支援者、いずれも1人の例外もなく涙ぐみ「日本の司法の良心が示された」「9条がある国に生きていてよかった」「戦後61年、初めて憲法違反の判決が出た」などと喜びの渦に沸きかえっていた。

 集会の最後に川口創弁護士が読み上げた声明に基づき、判決が結論として控訴人の請求を退けたものの、憲法9条と平和主義を確認した「実質的な勝訴」と判断した根拠となる「判決文の一部要旨」と原告団見解を以下に引用する。

 「自衛隊が現在行っている米兵等の輸送活動は、他国による武力行使と一体化したものであり、イラク特措法2条2項、同3項、かつ憲法9条1項に違反する」と判決文にあり、これは自衛隊のイラクでの活動が違憲であると司法判断を下したものである。加えて「平和的生存権は全ての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基本的権利である」とあり、平和的生存権の具体的権利性を正面から認めた。

 また声明で「憲法と良心に従い、憲法を守り平和と人権を守るという役割を認識し、勇気をもって裁判官の職責を全うした名古屋高裁・青山邦夫、坪井宣幸、上杉英司の諸氏に敬意を表するものである。同時に、本判決が我が国憲政史上、高く評価される歴史的判決として長く記憶されことになるであろう」と述べている。

集会で弁護団長の市川弁護士は「裁判の判決では四日市公害裁判のとき以来、初めて法廷で涙を流しました。よくぞここまで踏み込んだと…。司法はまだ生きているとしみじみ痛感しました。3裁判官は命を懸け、職を賭して、あの判決を書いたと思います」

「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」の池住会長:「私の人生のなかで誇りを持って語れる日です。生きているものの1人として誇りを持って語れる判決がでました。全国の人々に訴え続けて4年2ヶ月。原告の方、弁護団の皆さん、そして支援者の方々、本当に多くの皆さんの声がうねりとなり、力となって戦い続けた結果がこの判決です。この違憲判決を元に、後は実質的に政治を動かすこと。これから本当のわれわれの行動が始まります」

憲法9条は生きている。力があると認めた画期的な判決です」と述べた川口弁護士が、会場のほぼ全員が涙ぐみ、そして笑顔がこぼれるなかで、閉会を告げた。参加者の拍手はいつまでも鳴り止まなかった。平和を求める多くの国民の訴えは見事に通じ、4月17日は憲法9条再生の日となった。


介護の職場「半数が辞めたい」そりゃそうなるわ

2008年04月16日 | 介護労働

2008041505_01_0c 2008041505_01_0b しんぶん赤旗に、介護実態調査の詳しい記事が掲載されていました。

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介護福祉の職場 過半数“仕事やめたい” 医労連調査 労基法違反や低賃金まん延 (4月15日しんぶん赤旗)

日本医労連(日本医療労働組合連合会)の田中千恵子委員長らが14日、都内で会見し、「介護・福祉労働者の労働実態調査」結果(中間報告)を発表しました。

介護・福祉労働者の半分以上が仕事を辞めたいと思ったことがあると答えるなど深刻な実態が浮き彫りになりました。

 四十一都道府県の六千八百十八人から回答が寄せられました。同労組が、賃金や時間外労働などの労働実態のほか、健康状態や医療行為の実施など五十四項目におよび調査したのは初めてです。

4割が月20万円未満

 正職員の所定内賃金は、二十万円未満が四割を超えました(グラフ参照)。介護福祉士平均は月十九万四千六百円、ヘルパー(一―三級)平均十七万五千二百円でした。

 パートの時給は、八百―九百円未満が29・4%と最も多く、次いで九百―千円未満21・1%、千―千百円未満15・2%の順番です。

 時間外労働をした人のうち約三分の二がサービス残業をしていたほか、見回り程度で通常業務でないはずの「宿直業務」で、八割がほぼ通常業務に就いているなど、各職場で労働基準法違反がまん延していました。

「健康でない」51%超

 健康状態については、不安があったり病気がちなど「健康でない」と答えた人が半数を超え(51・2%)ました。疲れ具合も、翌日に残ったり休日を経ても回復しない人が61・3%にのぼり、半数を超える人が腰痛や肩こりを訴えています。

 妊娠経験のある女性のうち七割が、ひどいつわりや切迫流産、貧血などの異常を訴えました。

 人手不足や忙しさから、現場では転倒や転落などの事故が起きています。「利用者に十分なサービスが提供できている」と答えた人は、わずか4・8%でした。

 「仕事を辞めたい」と思ったことがある人は55%。「賃金が安い」「忙しすぎる」などが主な理由です。(グラフ参照)

 回答者の八割が女性で、年齢は三十歳未満、三十―四十歳未満、四十―五十歳未満、五十歳以上がほぼ四分の一ずつ。正職員が約三分の二(65・5%)のほか、フルタイムパートが17・3%、短時間パートが10・1%。職場の約八割が施設系で、約二割が訪問系。職種別では介護福祉士30%、ヘルパー22・2%、看護職16・7%、ケアマネジャー7%でした。

待遇の改善が不可欠

 記者会見した都内老健施設の介護福祉士の男性(35)の基本給は二十五万円、夜勤手当など加えても約三十万円だと話しました。「日勤では一フロアの入所者三十四人を二人の職員で、夜勤は一人でみており、コールや転倒などに対応できない。いまの介護報酬では、人を増やしたくても増やせない状態です」

 岡野孝信執行委員は、「労働基準法違反が常態化している職場の実態、介護福祉労働者自身が健康を害している実態が明らかになった。改善のためには賃金や人員体制などの労働条件の改善とともに、国庫負担と介護報酬の引き上げが不可欠だ」と強調しました。

 田中委員長は「来年度の介護報酬改定を前に、介護福祉労働者の実態を世論化し、改善の運動と組織化をすすめていきたい」とのべ、介護保険制度の改善と労働条件の引き上げをあわせて取り組んでいきたいと語りました。


医労連が介護実態調査の記者会見

2008年04月15日 | 介護労働

医労連は14日、介護労働実態調査の中間報告を記者発表しました。岐阜の仲間も50人近くが調査に協力しています。

基本給平均21万7300円・・・。手取りでは確実に20万円を下回る数字です。報道は概要だけしかわからないので、医労連からデータが来ましたら、詳しく掲載します。

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介護・福祉の労働者、4割が基本給20万円届かず

介護・福祉分野の正職員の4割強が、基本給20万円未満の低賃金で働いていることが日本医療労働組合連合会(医労連)の調査で分かった。激務のため健康不安を抱える人も半数を超えた。

昨年12月~今年3月、全国の介護福祉士やヘルパー、ケアマネジャーらに調査し、6818人が回答した。そのうち65.5%を占める正職員の基本給は平均21万7300円で、42.9%が20万円未満だった。「健康に不安がある」「病気がち」は計51.2%。「辞めたいと思ったことがある」人は、「いつも」「しばしば」「時々」合計で55.3%に上る。理由(複数回答)は「賃金が安い」が50.3%、「忙しすぎる」が45.0%だった。(4月14日アサヒ)


恵那はいいとこ

2008年04月14日 | 加盟組合の活動

P4140079 4月14日、恵那病院労働組合は執行委員会を開催、休眠状態から活動を再開した恵那病院労組への活動支援に伺いました。役員6名が参加、執行委員会を定例化することに。

とっかかりとして、増員運動(署名)と助け合い運動(共済)から。そして新入職員に対する組合加入の取り組みをお願いしました。

P4140076 市立恵那病院から車で5分ほど走ると「恵那峡」に。山ツツジが咲き乱れています。

P4140077 恵那は実に自然が豊かで、すばらしいところです。車で2時間、通うのはしんどいですが・・・。