自由と正義のための選択肢

今後の日本の進むべき道を考える政治ブログ

法の支配

2024-06-01 07:34:55 | 終世記
日本では一般国民であれ公務員であれ、他人に危害を加えれば処罰される。
借りた金を返すというのも、貸主が免除しない限り返すのが原則である。
人として当然と思うが、近代国家ではさらに法で厳格に定められている。
権力者が勝手に人を罰したり、勝手に人のモノを奪う事は許されない。
権力者も法に従わなければならない、という意味でこれを法の支配と呼ぶ。

今日でもこれが存在しない or 限定的にしか確立されていない国が存在する。
法律はあっても独裁者が好き勝手に法律を作成し運用する国もある。
一応法制度は整っているようでも、実際は国民感情が支配している国もある。
これらは前近代的野蛮国家と断じてよいと思う。死刑の有無の問題ではない。

こうした前近代的野蛮国家の肩を持つ人を信用してはならない。
過去の英雄として歴史的偉業を讃えるのと現在の政治的選択は別問題である。
これは常識だと思うが、意外にその区別がつかない人は多いようだ。
習近平の前にひれ伏し崇めたてるような政治家や評論家は信用できない。

言論の自由や思想信条の自由は人類長年の努力の積み重ねの成果である。
一時的利害や個人の思惑で否定する事があってはならないと思う。
我々は常にプロパガンダに曝されていると考えた方が良いだろう。
血塗られた独裁者と手を結ぶのは破滅への道。経団連はよく考えた方がいい。