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地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

南流山+赤羽

2009-06-20 | 昔話
今日は画期的な日.研究室のコンパを南流山の台湾料理店でやったので.外でやるのは4年ぶりくらい.いつもの買い出しワイン+チーズではなく,紹興酒+ナマコだった.

今日の主役は二人.博士に進学し,博論のテーマが決まりつつある張さんと,元研究員のロンさんの奥様で,もうすぐニュージーランドに渡るミオさん.あと,kota君も就職内定ということで,半主役に.

その場に,haya君が友人の漫画家の新著を持ってきてくれた.清野とおる氏の「東京都北区赤羽(1)」.本人のサイン入りのものを有り難くいただき,帰宅途中の武蔵野線で読んでいたら,とても共感する話があった.第3話「坂の上の町」.著者が赤羽に住み始めたころに,好奇心で散策していたら道に迷い,やっとの思いで帰宅したという内容である.

僕は学部生の時に,赤羽で関東ローム層と段丘礫層が見える露頭を探したことがある.ある古い本に,赤羽には23区では珍しい,コンクリートや植生に覆われていない台地の露頭があると書いてあった.当時は隣の川口に住んでいたので,さっそく現地に行った.しかし,なかなか見つからない.あれこれ歩き回り,やっとそれらしき場所を特定したが,植生が侵入していて地層はほとんど見えなかった.すでに夕方で,がっかりしながら駅に向かった.

漫画のお陰で,すっかり忘れていたことを思い出した.露頭をわざわざ見に行くなんて,当時の僕はちょっと張り切っていた.一方で心は不安定で,些細なことでも落ち込みやすかった.20歳の頃の感覚.とても懐かしい.

I had a dream.
When I was young.
A dream of sweet illusion.
(One Vision / Queen) 

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