先日,ツイッターでグーグルアースに関する話を書いた.その際に,オーストラリアのエアーズロックをエイヤーズロックとタイプした.少し後に,誤りを指摘して下さった方がいた.
僕は現地に行ったことがなく,この地名を意識したこともなかったが,会話ではずっと「エイヤー」のように発音していた.その方が言いやすいので間違えたのか,どこかでエイヤーのような音を聞いたのかが気になった.
そこで,元の綴り Ayers Rock の発音を,オンライン辞書で調べてみたところ,エイヤーズのようなものと,エアーズのようなものが両方あることがわかった.
さらに,この発音についてはネイティブの間でも議論があり,アメリカ人が「エイヤーズとエアーズの中間の音だろう」と書いていることもわかった.
一方,日本語ではエアーズで統一されているようだ.そのことが,「空気の岩の意味」という誤解を一部で生んでいることも,ネットの検索でわかった.実際にはオーストラリアの政治家 Henry Ayers にちなんだ名前である.最近はアボリジニの呼び方であるウルル(Uluru)も広く使われている.
結局,自分がなぜエアーズではなくエイヤーズと憶えたのかは判然としない.でも,二つ思い当たることがある.一つは以前にダウンロードした,エアーズロックが出てくる英語の動画.改めて見たところ,そこでの発音はエイヤーズに近かった.もう一つは,地理学教室の元教授の話.それは,「研究に行き詰まったら,細かく考えるのはやめて,エイヤーとやればいいんだよ」というもの.それを聞いて以来,エイヤーという言葉が頭から離れない気がする.
It's so good to know there's still a little magic in the air.
(Brighton Rock / Queen)
*写真はウィキペディア・コモンズのパブリック・ドメインです.
僕は現地に行ったことがなく,この地名を意識したこともなかったが,会話ではずっと「エイヤー」のように発音していた.その方が言いやすいので間違えたのか,どこかでエイヤーのような音を聞いたのかが気になった.
そこで,元の綴り Ayers Rock の発音を,オンライン辞書で調べてみたところ,エイヤーズのようなものと,エアーズのようなものが両方あることがわかった.
さらに,この発音についてはネイティブの間でも議論があり,アメリカ人が「エイヤーズとエアーズの中間の音だろう」と書いていることもわかった.
一方,日本語ではエアーズで統一されているようだ.そのことが,「空気の岩の意味」という誤解を一部で生んでいることも,ネットの検索でわかった.実際にはオーストラリアの政治家 Henry Ayers にちなんだ名前である.最近はアボリジニの呼び方であるウルル(Uluru)も広く使われている.
結局,自分がなぜエアーズではなくエイヤーズと憶えたのかは判然としない.でも,二つ思い当たることがある.一つは以前にダウンロードした,エアーズロックが出てくる英語の動画.改めて見たところ,そこでの発音はエイヤーズに近かった.もう一つは,地理学教室の元教授の話.それは,「研究に行き詰まったら,細かく考えるのはやめて,エイヤーとやればいいんだよ」というもの.それを聞いて以来,エイヤーという言葉が頭から離れない気がする.
It's so good to know there's still a little magic in the air.
(Brighton Rock / Queen)
*写真はウィキペディア・コモンズのパブリック・ドメインです.