地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

センター勤務

2010-06-03 | つれづれ
4月より空間センターの体制が替わり,浅見先生がセンター長になり,僕が副センター長になりました.副センター長の主な役目はセンター長の支援です.浅見センター長が多忙のため,代理で会議に出る機会が増えています.先週は,国立大学法人の主要な研究所とセンターの代表が集まる会議に出席しました.

研究所やセンターは,大学におけるユニークな存在です.学部や研究科に比べて規模が小さく,特定の役割に尖っています.センターは特にその傾向が強く,政治力は限られていますが,機動力を発揮しやすい組織です.今回,会議に参加した80強の研究所・センターのリストを見て,面白い尖り方をしているものが多いと感じました.たとえば僕の分野に近いところでは,岡山大の地球物質科学研究センターや,高知大の海洋コア総合研究センターが含まれていました.

会議では,今年度設立され,会議に新たに参加した組織とその長が紹介されました.その中には京大・iPS細胞研究所の山中先生がおられました.スーパースターが紹介された際には,会場の空気がちょっと変わった感じがしました.

大学の中でセンターに勤めている人は少数派ですが,僕の家内や,最近共同研究をやっている片岡さんもセンターの所属です.学部時代に地理学教室に進学した際には,小さなユニットで頑張りたいと考え,それが僕にはとても合っていました.その流れが今も続いている感じがします.

'Cause I want to be the minority.
(Minority / Green Day)

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4 コメント

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センター (田代 博)
2010-06-10 11:26:23
小口先生、今日は。
センターというとセンター試験を連想してしまいました(^_^;)。
来月発行の「地図中心」に山岳展望についての小文が掲載されますが、「東京大学空間情報科学研究センター協力研究員」という肩書き(それだけではありませんが)を使わせていただきました。自分のホームページ以外では初めてです。
お世話になります(^_^)。
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エンター (OGU)
2010-06-10 22:30:04
田代先生,確かに高校生は「センター,どうする?」だけでも会話が成立しますよね.「センターやって大学にエンター」ですね.その後は「大学でエンタ」(苦笑).

地図中心の記事,楽しみにしております.我々のセンターを広報していただき,ありがとうございます.

ところで,今日の3年生授業の前に,田代先生の高校の卒業生がいるか聞いてみたら,ちゃんと一人いました! 「富士山が東京のどこから見えるか」という授業だったと話してくれました.
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マイッター (田代 博)
2010-06-11 17:12:05
小口先生、参りました(^_^;)。
》「富士山が東京のどこから見えるか」という授業だったと話してくれました.
(^_^;)(^_^)。
授業では富士山はほんのちょっとしか話さないのですけどね(^_^;)。
地理関係に進むように圧力をかけたいと思います(^_^)。
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シマッター (OGU)
2010-06-11 18:19:57
田代先生,すみません.僕の書き方が不適切でした.「授業の全てがその内容だった」みたいな書き方になっちゃってますね.

その学生さんの名誉のために記すと「富士山が東京のどこから見えるか,など」という感じの話し方でした.当然,「授業の一部の内容はそうだった」という意味です.

一方で,教科書,参考書,入試対策とかで縛られていない内容をやっているのが,旧制中学の伝統を引き継ぐような,真の進学校の姿ではないかと...
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