映画 『おおかみこどもの雨と雪』@品川プリンスシネマ
製作国 日本
監督 細田守 脚本 細田守 奥寺佐渡子 原作 細田守
出演 宮崎あおい (花)
大沢たかお (おおかみおとこ)
黒木華 (雪(少女期))大野百花 (雪(幼年期))
西井幸人 (雨(少年期)) 加部亜門 (雨(幼年期))
公式サイト
おおかみこどもの雨と雪 - goo 映画
「時をかける少女」「サマーウォーズ」とで普遍的なテーマを疾走感溢れる瑞々しい感覚で描き、国内外から高い評価を集めている細田守監督の第3作目劇場長編アニメーション。本作では、数奇な運命をたどる母と、おおかみと人間という二つの顔を持つおおかみこどもたちとの絆を描く。

人間の姿をしていながらもおおかみおとこという正体を持つ男(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。二人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。姉の雪と弟の雨は、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、おおかみこどもだった。都会の片隅で正体を隠しながらつつましやかに暮らす4人は、幸せそのものだった。しかしある日、父が死んでしまい、幸せな日々に終止符が打たれた。おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、豊かな自然の残る田舎に移住することを決意する。
夏休みでアニメ作品となると子供連れの観客が多いのは当たり前だが
この作品は子供向けのアニメではない。
愛した男は実はおおかみ男だった、有り得ない物語の始まりとほのぼのとした動画や美しい背景を見ていると子供向けにも見えるが物語が進む間に大人向けのアニメなのだと気がつかされる。
大学で知り合った男を愛した花は男がおおかみ男である事を知らされても、たじろぐ事もなく男を愛し、やがて女の子と男の子を授かる。
子供たちが人間とおおかみの二つの顔を持つ事も最初から受け入れて、父親のおおかみ男を亡くしてからも愛情を注ぎ育てて行く。子供たちがおおかみとしても暮らせる環境を探し田舎へ引越しする。
幼い子供たちは田舎の環境で姉の雪はのびのびと、弟の雨はひ弱く環境に馴染めない。
やがて子供たちの成長とともに姉の雪はおおかみであることを隠し人間として生きる事を選び、ひ弱かったはずの弟の雨は森に入りおおかみとして暮らすことを選ぶ。
おおかみと言う姿・形は何を表すのか、「花」はそのような外見は全く気にもしていない、その中身と本質を見て愛しているのだ。
おおかみの姿は一つの表現の仕方であっていろんな物に置き換えて考えられる、父親が外国人でハーフの子供が生まれる、あるいは障害を持った父から子供に遺伝する、そのような事で現れる姿・形を始めから全て受け入れまったく気にもしないという愛情が描かれているのだ。
母親の子育て、子供の成長と親離れという普遍的な物語の中に、人間は一人一人皆な違っていてもそのままで良い、すべてを受け入れようという物語に思え感動した。

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監督 細田守 脚本 細田守 奥寺佐渡子 原作 細田守
出演 宮崎あおい (花)
大沢たかお (おおかみおとこ)
黒木華 (雪(少女期))大野百花 (雪(幼年期))
西井幸人 (雨(少年期)) 加部亜門 (雨(幼年期))
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「時をかける少女」「サマーウォーズ」とで普遍的なテーマを疾走感溢れる瑞々しい感覚で描き、国内外から高い評価を集めている細田守監督の第3作目劇場長編アニメーション。本作では、数奇な運命をたどる母と、おおかみと人間という二つの顔を持つおおかみこどもたちとの絆を描く。

人間の姿をしていながらもおおかみおとこという正体を持つ男(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。二人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。姉の雪と弟の雨は、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、おおかみこどもだった。都会の片隅で正体を隠しながらつつましやかに暮らす4人は、幸せそのものだった。しかしある日、父が死んでしまい、幸せな日々に終止符が打たれた。おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、豊かな自然の残る田舎に移住することを決意する。

この作品は子供向けのアニメではない。
愛した男は実はおおかみ男だった、有り得ない物語の始まりとほのぼのとした動画や美しい背景を見ていると子供向けにも見えるが物語が進む間に大人向けのアニメなのだと気がつかされる。
大学で知り合った男を愛した花は男がおおかみ男である事を知らされても、たじろぐ事もなく男を愛し、やがて女の子と男の子を授かる。
子供たちが人間とおおかみの二つの顔を持つ事も最初から受け入れて、父親のおおかみ男を亡くしてからも愛情を注ぎ育てて行く。子供たちがおおかみとしても暮らせる環境を探し田舎へ引越しする。
幼い子供たちは田舎の環境で姉の雪はのびのびと、弟の雨はひ弱く環境に馴染めない。
やがて子供たちの成長とともに姉の雪はおおかみであることを隠し人間として生きる事を選び、ひ弱かったはずの弟の雨は森に入りおおかみとして暮らすことを選ぶ。

おおかみの姿は一つの表現の仕方であっていろんな物に置き換えて考えられる、父親が外国人でハーフの子供が生まれる、あるいは障害を持った父から子供に遺伝する、そのような事で現れる姿・形を始めから全て受け入れまったく気にもしないという愛情が描かれているのだ。
母親の子育て、子供の成長と親離れという普遍的な物語の中に、人間は一人一人皆な違っていてもそのままで良い、すべてを受け入れようという物語に思え感動した。

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