映画 『借りぐらしのアリエッティ』@TOHOシネマズ・スカラ座
監督 : 米林宏昌
原作 : メアリー・ノートン
企画・脚本 : 宮崎駿
声の出演 : 志田未来 、 神木隆之介 、 大竹しのぶ 、 竹下景子 、
三浦友和 、 樹木希林
オフィシャルサイト『
借りぐらしのアリエッティ』
借りぐらしのアリエッティ - goo 映画
僕は、あの年の夏、母の育った古い屋敷で一週間だけ過ごした。
そこで僕は、母の言っていた小人の少女に出会った・・・
人間に見られてはいけない、それが床下の小人たちの掟だった。
写真をクリックすると拡大します。
アリエッティはとある郊外の古い屋敷に住んでる小人の女の子。
小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ人間の世界から
借りて生活する、借りぐらしの種族だ。
アリエッティが初めて借りに出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷に
やってきた少年・翔に姿を見られてしまう。
人間に姿を見られたからには、引っ越さないといけない
アリエッティの心は大きく揺れるのだった…。
物語の最初に郊外のお屋敷に着いた少年がいきなり
小人の少女を目撃する、人間に姿を見られてはいけないという掟は
あまりに安易に破られてしまう。
目撃された少年との交流などジブリ作品の流れのファンタジー溢れる世界を
カラフルな美しい表現で描くが、派手なアクションシーンなどは無い。
14歳になったばかりの少女アリエッティの好奇心にあふれる行動や
床下にひっそり暮らす小人の親子の日常生活を丁寧に描く。
小人の目線から見る人間の世界のスケールの違いなども面白く
小人たちを絶滅を危惧される動・植物に置き換えて考えさせるメッセージが
有ると思われるが「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」のようなはっきりした
メッセージ性は感じなかったし、ドラマチックな盛り上がりも期待したほどは
用意されていない。
少年と小人の少女の初恋のファンタジーを美しい画像で丁寧に描いた作品と感じた。
にほんブログ村