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フェルメール「ワイングラスを持つ娘」(二人の紳士と女)

2011年08月31日 | 絵画、芸術

日経の絵画に関する「○○十選」は興味深いです。

8月30日の記事です。

 

この記事を読んで、やはり学者さんは洞察力がするどいなと感心しました。
ネットで調べると、隅の男については、経緯がはっきりしないようですね。
ただ、私も同一人物だが時間が違うだけだという考えには説得力があると
思いました。

ただ、そういう視点で見て、後ろの男は、中央の出来事の後だというのはどうでしょうか。
むしろ、女性の出現を待っているのではないかと、私には思えます。
多分、長時間待っているのだと思います。
だから、疲れているのです。それでも待っている姿だと思うのです。
もう限界かなというときに女性が現れてきたのです。
さっそく、女性にワインをすすめているところです。
この記事に触発された私の解釈です。

女性はといえば、ちょっと戸惑ってはいますが、私には喜びが感じられます。
絵には、いろいろと約束事があったようですが、赤のドレスというのは
やはり、喜びとか積極的な感情だと思うのですが(私の独りよがりな解釈です)。

一つの絵を見てもいろいろな見方があるのですね。
だからこそ奥がふかいのでしょうか。
それぞれが感じればいいのだと思います。

なお、題も「ワイングラスを持つ娘」と「二人の紳士と女」と二通りあるようですが、
私のような見方をすると「ワイングラスを持つ娘」になるかなと思います。

もう少し大きなサイズをインターネットからとってきました。
皆さんは、どのようにご覧になりますか。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-12 10:16:25
私も、投稿者さんと同じ受け取り方をしました。最近、銀座のフェルメールセンターで、この絵の解釈=新聞の記事と同じ を
聞いた際に、不思議に思った所です。2人の紳士が同一人物とすると…、机に肘をついて座ってる紳士は、女性が来る前の状態だと思いました。理由は、絵の女性の表情です。私には、断る理性はどこえやら。あれ?もうでき上がっちゃてるんじゃないの?(既に酔っている)と言うくらいこの女性が上機嫌になっている様に感じました。しかし、これは私の感性です。実は、本当は、私は記者の解釈の方を好みます。紳士は厳しく女性にはねつけられて後ろで座っていて欲しいと思いました。
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