弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

サンクトペテルブルクのイサク聖堂とアメリカ合衆国の議事堂

2015年10月21日 | 日記

サンクトペテルブルクの建物はシックなものが多い。

イサク聖堂という教会がある。
エルミタージュ美術館や血の上の救世主教会
とともにサンクトペテルブルクの最大の観光スポットです。
帝政ロシアのシンボルとして建てられたもので世界でも最大級の教会建築。
高さ101.5mあり、1万5000人収容できる大きさがあるとのこと。
着工は1825年ですが、完成にはそれからなんと37年もかかっているのです。

  

内部も素晴らしいとのことですが、今回は外側だけでした。
ところで、この建物ですが、私たちが良く知っている世界的に有名な建物に似ていませんか。

   (ウィキペディアから借用の写真)

どうでしょう?

似ていますね。
実は上の写真、アメリカ合衆国の議会議事堂です。
1850年のコンテストでアメリカ議事堂の設計者になったトーマス・ワルターは
当時の最新の技術によるイサク聖堂のドームの経験を取り入れたというのです。
(山川出版社、世界歴史の旅、ロシア109頁)

イサクという名前は、初代の木造教会はピョートル大帝によって建てられたもので、
そのピョートル大帝の誕生日がイサク聖人と同じだったことによるものです。

アメリカデモクラシーの殿堂のモデルがロシア専制皇帝の守護聖人の聖堂というわけです。
意外や意外です。
と同時に、いかにロシアが遅れていたかをも物語るものです。
アメリカが民主主義に向かって歩み始めていたころ、ロシアはまだ専制国家だったのです。

・・・・・・・・・・

今年のアメリカ横断旅行では、議事堂はお色直し中でした。(日本時間7月4日撮影)

  

世界は、いろんなところで繋がっている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。