弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

早急に原発事故解決チームを!

2011年03月17日 | 政治、経済、社会問題

さらに、海外の目です。
日本政府の事実隠ぺいにいら立ちのニュースです。

独メディア「日本政府は事実を隠蔽、過小評価 2011年3月16日(水)17:48

 【ベルリン=三好範英】ドイツでは、福島第一原発の爆発や火災などに関する日本政府の対応について、不信感を強調する報道が目立っている。

 被災地で救援活動を行っていた民間団体「フメディカ」の救援チーム5人は14日、急きょ帰国した。同機関の広報担当者シュテフェン・リヒター氏は地元メディアに対し、「日本政府は事実を隠蔽し、過小評価している。チェルノブイリ(原発事故)を思い出させる」と早期帰国の理由を語った。

 メルケル首相も記者会見で「日本からの情報は矛盾している」と繰り返した。ザイベルト政府報道官は、「大変な事態に直面していることは理解している。日本政府を批判しているわけではない」と定例記者会見で釈明したが、ドイツ政府が日本政府の対応にいらだちを強めていることは間違いない。

原発の被害拡大が確認され、しかも日本政府に対する信頼が疑われると、
海外からの人の支援がすべて引き上げられることは確実です。

本当の解決のためには、どのように事実が厳しいものであっても、現実を認めるところからスタートするしかありません。
現実が厳しければ厳しほど、知恵が浮かぶものです。
事故時の状況について、現場の声が少しずつ表に出るようになってきたようです。

一民間企業である東電にまかせるのではなく、政府が先頭にたって、原発事故解決チーム
を立ち上げ、ただちに解決に向けての作業に取りかかるべきです。
嘘の報道のために労力と時間を使う余裕などないはずです。
被害の実態を明らかにしながら、すべてを同時に進めるべきです。

福島原発は廃止するしかないのだと思います。
後はいかに安全に、早く、終息させるかだけです。
原子力については日本人にはアレルギーがあり、しかし現実の必要性から、十分に
議論をすることなく、なし崩し的に利用がされてきた可能性があります。
したがって、解決の能力も知識も技術も足りない可能性があります。
だとすると、後は世界の専門家たちの力を借りるしかありません。
そのためには、まず日本から、具体的に、何をどうしたいのかを示す必要があります。
そういうことも含めて、一刻も早く緊急解決チームを立ち上げるべきです。
本来であれば総理直轄とすべきでしょうが、
実際にリーダーシップを発揮できる人材でなければなりません。
日本人は無能力な「お飾り」を好む民族ですが、こういう緊急の場合は、そういう人は
邪魔になるだけです。

この際は、民主党か自民党、政治家かノン政治家か、そういうことはどうでもいいです。
できる人がまず始めるべきです。


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