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一台約200万円の生ごみ処理機が活用されていない。 3月文教委員会報告①

2010-03-30 11:18:53 | 議員活動の日々
茨木市立南体育館3階市にあるジョギングコース

 以下、三月議会・文教委員会の質疑内容です。ОCRで読み込みました。一応のチェックはしていますが、一部変換ミスの見落としがあるかもしれませんが、ご了承を。

●山下委員 それでは、委員会の質疑をさせていただきたいというふうに思います。
 まず、学校給食の現場の中で、いわゆる環境教育ということも含めまして、生ごみ処理機というのが導入をされておりますけれども、これまでの導入経過ですね、これについてお聞きをしたいというふうに思います。

 それから、大体、1台どれぐらいの経費になっているのか。それから、これを購入した教育目的は何なのか。それから、現在、32校のうち何校に設置をされているのか。それから、生ごみ処理機というのは、2つに大別できまして、いわゆるバイオ式というやつと、乾燥式と2つあるわけですけれども、バイオ式というのは、微生物に適した環境の中で、微生物が有機物を酸化、分解して堆肥をつくると。一方の乾燥式というのは、ただ加熱して、水分を蒸発させて、生ごみの減量化、それから微生物の不活性化による衛生処理ですね、これを行うというように言われてるわけですけれども、本市の生ごみ処理機がバイオ式なのか、乾燥式なのかということをお聞きをしたいというふうに思います。
  
 それから、現場の声の中で、要するに処理できるものは調理ごみだけで、食べ残し、残滓については、これに入れたらあかんというような指導がなされてるようにも聞いてるわけですけれども、処理できるものは一体、何と何ということについては現場にどういうふうに伝えられているのか。本当に残滓っていうのは処理できない状況になっているのかどうか、お聞きをしたいというふうに思います。

 それから、環境教育の一環でもありますけれども、この活用の方法、活用の内容、どうなっているのかと。一般的には、堆肥にして園芸用、学校の花壇、こういったものに用いるということがあるだろうと思うんですけれども、そこら辺、どうなってるのか。それから堆肥をつくりっぱなしにしてるところがあるのかどうかですね。それから、堆肥にさえならないで、聞くところによると、ビニール袋に普通のごみと一緒に捨ててると。それで溶融炉に行ってるというような話も聞くわけですけれども、そういったことの実態、どうなってるのか。

 それから、生ごみ処理機の活用と、管理の責任は一体だれがなさってるんかですね。それから、出てくるのが食材といいますか、学校給食の現場ですから調理員さん、この人たちの役割、生ごみ処理機に関する役割は一体何なのかと。

 それから、これは直営校と民営校とで何らかの変化があるのかどうか、ちょっとよくわからないですけれども、直営校であれば、市直営の学校調理員さんがいらっしゃって、いろいろ日々やっていくし、それから、学校長も含めてね、いろんな件について、何らかの指導とか、日ごろできるわけですね。民営化ということになりますと、日々のそういったものは、間接的にはできますけれども、直接的にはやられていないということで、どうなってるのかということで、まずお聞きをしたいというふうに思います。

●河井教育政策課長 まず、生ごみ処理機の導入経過でございますが、平成10年度に白川小学校におきまして1台、モデル的に導入をいたしております。これは当時の環境保全課が購入いたしましたものを、境保全課と連携したモデルの取り組みということで移管を受けたものでございます。

 その後、平成15年度に1台、平成16年度に1台、それから、平成19年度に10台、平成20年度に5台を設置いたしておりまして、校数につきましては、32校中18校設置をいたしております。

 1台の経費につきましては、各導入年次ごとに機種も異なりまして、違いはございますが、直近の平成20年度に導入いたしました機種につきましては、1台当たり184万8、000円となっております。ランニングコストにつきましては、把握しておりません。

 教育目的ということにつきましては、いわゆる環境教育と言いますか、この残滓を堆肥化して、またそこから野菜等ができるという循環ということを学校で児童に学んでいただくと、そういう目的でございます。それから、現在入っております機種につきましては、おおむね乾燥式であるということで理解をいたしております。

 それから、いわゆる生ごみ処理ができるものをどういうふうに現場に伝えているかということでございますが、先ほどご指摘がございましたように、いわゆる野菜くず、調理過程から出てくる野菜くずにつきましては、これは全く入れても問題がございませんので、これは入れると。ただし、残滓につきましては、いわゆる非常に油分の多い残滓につきましては、やはり機械の故障の原因となったりすることがございまして、また、残滓によりましては塩分等、できる堆肥に影響を及ぼす物もあるということの中から、残滓については何でも入れていいということではなしに、一定、機械ごとの取扱説明書がございまして、それが学校の機械のところに備えつけられておりますので、これに従って処理をしていただくようになっていると理解をしております。

 それから、堆肥の活用方法につきましては、学校内の菜園、また、花、植栽等への施肥のほか、学校によりましては、地域の方々のご協力を得て、堆肥を地域の方に持ち帰っていただいて、花に使っていただくとか、家庭菜園等にご利用いただくと、そういうふうな活用方法を行っている学校もございます。

 それから、堆肥がつくりっぱなしではないかというご指摘でございますが、かなりの投入量が出ている学校につきましては、地域、その他のご協力によりましても、結果、一時期、賄いきれない堆肥の量が出てきたことがあったと。そういう状況の中で、一時期、そういうご指摘のような形で置かれていた、それの対策を行ったということはございますが、常に、経常的につくりっぱなしにしていると。それをごみとして処分しているという、そういう状況が経常的に生じているということではございません。

 次に、活用と管理責任ということでございますが、学校に配置いたしておりまして、学校の管理責任のもと、おおむね生ごみの処理機への投入は調理員さんが行ってると。それから、できた堆肥の活用等につきましては校務員が行っているというのが標準的な学校であると考えております。

 それから、直営と民間についての差ということでございますが、これにつきましては、今申しましたような形で、調理員が投入して、校務員が管理活用するという連携については、民間委託校も連携がとれておりまして、差はないと判断いたしております。以上です。

●山下委員 1台184万8、000円、約200万円ということで、実際の経費がどのように変わってきてるのかわかりませんけれども、これとランニングコストという形になって、本市の18校に配置をされておる。 しかし今、聞いた状況によりますと、やっぱりどうしても、これの設置目的といいますか、これに十分寄与していないというか、目的達成に至っていないのではないかなと、そういう感じ、非常に強くするわけです。

 それで、この残滓ですが、特に油分については故障になるので、これを投入するなと、こういうことですね。そしたら、その区分けというのは、どこの段階でやるわけですか。例えばその日の残滓の中身によって、日によって投入したり、投入しなかったりとか、その判断そのものは、もう調理員に任せられるということなのか。いや、もう前処理と言いますか、残滓については一切やらないと。調理のくずだけと言いますか、その調理段階の分だけをいつもそうしてるんだと。一々、残滓について判断するのは面倒くさいと、こういうことになってるんか、そこの点、お聞きをしたいというふうに思います。

 それから、この18台というのは、それぞれ処理する学校・給食、児童の人数等によってもいろいろ変わってくる。私、いただいてる資料は50キログラムを処理すると、こういう内容ですけれども、投入される残滓を含めて、どれぐらいになってるかわかりませんけれども、学校によっての投入量というのは非常に変わってくると。当然、そこでできてくる堆肥の量なんかも変わってくると。こういうことになるだろうと思うんですけれども、この18台っていうのは常時フル回転しているのか。実際、使用をやめてると、そういった事例があるんではないかなと私は思うんですね。常時18台、入れたやつが活用されてるんかどうかという点をお聞きをしたいというふうに思います。

 それから、投入に関しては調理員さん、それから、堆肥については校務員さんという分担を今、お聞きしたわけですけれども、児童が堆肥にどのようにかかわっているのか。あるいは、花壇とか何とかおっしやってますけれども、校内での堆肥の利用ということについて、教育的に時間をとって、いつの時間かよくわかりませんけれども、生徒がこれにかかわってるという状況があるのかどうかですね。

 それで、これにかかわって、実際、環境教育ということで、カリキュラムの中で何らか授業等がやられてるんかどうかということをお聞きをしたいというふうに思います。
 ついでですから、今後、このごみ処理機、32校中18校、設置済みですけれども、今後どういうふうにしようとしてるんか。未設置のところなんかもありますし、そこら辺、どう考えているのかということをお聞きしたいというふうに思います。

●河井教育政策課長 投入する残滓等についての区分けは、どの段階で行っているかということでございますが、いわゆる日々戻ってきます残滓でございますが、調理場で献立ごとに仕分けをいたしまして、区分しております。投入できるもの、できないものということについては、個々に調理員が判断して投入をしております。全く野菜くずだけに限ってしまっているということはないのではないかと考えております。

 それから、生ごみ処理機がフル回転しているか、また、使用をやめているのではというご指摘でございますが、これにつきましては、先ほど申しましたように、できた堆肥の活用方法との関係があると考えております。最近の調査では、18校でございますが、1校で1日平均17キロほどの処理量、生ごみ処理機による処理量があるというデータが出ておりますが、あまりどんどん投入いたしますと、堆肥がたくさんできてしまうという中で、そういう活用ルートが確立されていない学校におきましては、これは一定量、投入量を調整する必要があるのではないかなと、そういうふうに考えております。

 できた堆肥の活用につきましては、最近、市民活動グループの方なども、そういう支援をしたいということでの申し入れもいただいておりまして、各学校とご協議をいただいているということでございますので、そういった経過も見ながら、生ごみ処理機の活用を図ってまいりたいというように考えております。

●松宮学校人権教育課長 生ごみ処理機でできました堆肥について、子どもたちがかかわってるかという点でございますけれども、小学校におきましては、生活科、理科、また、総合的な学習の時間を活用しまして、菜園活動に取り組んでおります。

 その中で、野菜を育てる際に、できた堆肥も肥料として活用していく。そこで、どの程度、子どもがかかわって作業をやってるかということまでは把握はしておりませんけれども、給食でできたものを使っているということは、子どもたちも担任等から聞いているのではないかというふうに考えております。また、この堆肥を授業の題材として使っているかということにつきましても、当課のほうでは現在のところ、把握しておりません。
 以上です。

●河井教育政策課長 今後の対応というととで、できた堆肥の活用方法の検討をして、活用を図っていくという考えを述べさせていただきましたが、未設置校へ今後どうしていくのかという点につきましてでございますが、やはりこの活用ルートのさらなる調査研究を早急に行いまして、未設置校への拡大というのは、それ以後にしたいというように考えております。

●山下委員 結局、18校に185万円か200万円ぐらいのごみ処理機を入れたけれど、もてあましてると、この言葉になるのかなというふうに私は思うんです。実際、堆肥の活用ということで調整されてると。投入量を調整するわけですから、実際に処理すべき投入量のうち、生ごみ処理機に入れるものと入れないものと、2つに分かれるということだと思うんですよね。そういう理解でいいですね。そしたら、入れるやつは堆肥になるけれども、入れないやつは通常ごみとして処理せざるを得ない。これ、やっぱりおかしいですよね。おかしいというか、そんな中途半端なことでいいのかどうか。これについて、どう思うのかですね。

 それから、いわゆる環境教育という形で言われてるけれど、実際、カリキュラムの中にこれが入ってるのかどうかについて把握していないと。学校の先生から、そういったふうに使ってるんだよということを言われて、子どもたちもそのことを知ってるみたいなことですけど、非常に不確かな答弁ですよね。

 ですから、せっかく200万円入れてるんだったら、これをきちっとやっぱり教育の中に位置づけて、児童もそのことでリサイクルですとか、それから堆肥の使い方だとか、それによって花が大きくなったり、野菜に使ったりとか、そこら辺、教育的な効果ということが当初の目的だったはずなんですよね。そこら辺が、結局おろそかになってるんじやないかなというふうに思いますけども、その点、どう感じられているのか。

 それから、私は、もう今後の検討っていうのは、今ご答弁ありましたけれども、一たん中止をして、堆肥の処理、流通というか一定のルートがきちっと確立した段階で考えたらいいというふうに思いますけれども、その点、もう1回、お聞きをしたいというふうに思います。

●河井教育政策課長 残滓で入れるものと入れないものがあって、中途半端というご指摘でございますが、やはり生ごみ処理機、一定規模のものでございまして、やはり機械上の制約もございます。また、できる堆肥の成分というのがございまして、これは堆肥の活用方法との関係も生じてくるわけでございまして、これを花とか植栽とかいうものではなくて、野菜類、農作物に使用をしようといたしますと、かなり堆肥の成分自体も影響してくるというように聞いております。従いまして、そういうあたりの循環も考えますと、これは、ある程度選別をするというのは、いたし方ないというように考えております。全体の循環も含めて、今後、研究、検討をしてまいりたいと考えております。

●松宮学校人権教育課長 生ごみ処理機の環境教育への活用という点につきまして、給食で出たものを堆肥に変えられるという画期的なものであるということ等も含めまして、教育活動の中の環境教育の中で生かしていくように、学校のほうを指導していきたいと考えております。また、その状況も把握してまいりたいと考えております。 以上です。

【今日の体調】咳がまだ残っておりいつもの90%ぐらいでしょうか。

【今日のラン】0㎞。

【今月の走行累計】89㎞。

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