哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

認知的不協和

2014年12月18日 | 哲学・心の病
【認知的不協和(自分の間違いは認めたくない)】

またまたですが、議論をする上で注意しなければならないことに、「バイアス」があります。

そこで今回は、「認知バイアス」の一つ「認知的不協和」を紹介したいと思います。


人は、自分の信念に反する「新しい事実」を突きつけられると、不快になります。
その結果、自分の信念か「新しい事実」のどちらか一方を否定して、不快を解消しようとします。
これを認知的不協和と呼びます。

そのとき、信念を変えることが困難な人は、「新しい事実」の方を否定しようとします。

さらに、認知的不協和の状態にある人は「結論ありき」で考えることもあり、論理的に考えていないことがあります。
その場合、頑固になっていると言えます。

それに、より長きに渡って築き上げてきた信念ほど、否定さたときに不快が強くなります。
自分の生きてきた人生をも、否定されたかのように感じるからです。

最新の画像もっと見る