哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

人格障害(野々村元県議)

2014年07月15日 | 哲学・心の病
政務活動費の不正疑惑で今話題になっている野々村元県議の記者会見を見て、彼の人格に病的なものを感じたのでネットで調べてみたら次の記事があった。

『精神科医の東京・銀座泰明クリニックの茅野分(ちの・ぶん)院長は、診断しないと分からないと前置きした上で「演技性人格障害の可能性がある」とこう分析した。
「生まれや育ちで何らかの劣等感を抱き、自分の存在を認めてもらいたいと思うようになり、まるで演技のように存在を強調するのです。
自己顕示欲が強く、存在が認められないと(逆恨みメールのように)他人に責任を押し付ける。
議員さんは大げさに表現するような誇大的な人がなりがちだが、大事なところで責任感や倫理観を持ってできるかどうかが大切。
(野々村氏は政治家に)向いているか、いないかで言ったら、向いていないでしょうね。」』

とのことだったが、人格障害者は身の回りの人たちに大変な迷惑をかける人たちが多い。
もちろん人格障害者でなくても迷惑をかけることはあるが、人格障害者の場合は尋常でない迷惑をかける。
たとえばストーカー行為であったりし、最悪の場合、殺人まで至る人格障害もある。

また、人格障害者本人がその人格の障害のために苦しんでいたり生きづらかったりしたり、社会生活に支障をきたしている人たちが多いのだ。

私はそのような人たちが生きやすくなるためには、またその人たちによる迷惑をできるだけ回避するためには、人格障害とはどういったものかという知識が広まることが大事なことだと思っているので、時々そのことをブログに書いている。


では、演技性人格障害者とどう接したら良いのかということをご紹介したい。

【接し方のコツ】
『このような人との接し方には二つの路線がある。
・嘘を観客として賞賛し、当人の期待する反応を示す路線
・当人の仮面や嘘に、嫌気が差して、その人を遠ざける路線

しかし、その仮面は嘘を暴こうとしては、いけない。
もしそのような事をすると、たちまち絶好状態になるばかりでなく、最悪の人間として悪評をばら撒かれる。
そして、それを真に受けた人からあなたはひどい人ということになってしまう。

もし、もう一歩踏み込んだ関係を築いたり、関係を真実の物としたいならば、嘘や演技的な態度によって、当人の望むままに振り回されてはいけない。
このような人は被害者を演じる事すらよくあるのだ。

また、嘘や演技の可能性も考え冷静に対処しなければならない。
本人を咎(とが)めるのではなく、行動の裏にある意味を考えて、それを健全は形で満たすようにするとよい。』

とのことだそうだが、私ならばその人との付き合いを完全に断ち切り、いっさい関わらないようにする会わないようにする。
その上で、その人の家族に以下の治療法をお伝えする。


【演技性パーソナリティ障害の治療法】
『演技性パーソナリティ障害では、周りの人の目には、あたかも役者を演じているように見えるほど、派手な言動が目立ちます。
しかし本人は、自分の心の中の何がそうした言動に駆り立てているのか、分かっていないことが多いものです。
心理療法によって、自分の本当の気持ちをはっきりさせる事が、症状を軽減させる上での重要なポイントです。

薬物療法が必要か否かは個人個人の病状によります。
もしも、気分の落ち込みが目立つ場合は、抗うつ薬。
強い不安感に対しては抗不安薬。
また、現実感が低下していて地に足がつかなくなっているような場合には、抗精神病薬……など、状況に応じて、治療薬が選択されます。

演技性パーソナリティー障害の経過は、年齢を経るにつれ軽くなることが多いです。
若い時分に旺盛だったエネルギーが、徐々に抜けていき、人目をひく行動が減っていく傾向があります。
しかし、刺激的な日常を好む気質自体には変わりがなく、アルコール依存、性的交友上のトラブルなどが生じやすいという傾向も見られます。

こうしたトラブルを避けるためにも、もしも、地に足が付かないような演技的なライフスタイルになってしまったのに、どうしてそうなってしまったのか分からない場合や、それによって心の苦しみが増しているような場合は、ぜひ、精神科受診を考慮してみてください。』


最後に、もし私の家族に人格障害者がいたとしたら、その治療法を熟知したベテランの精神科医に治療して頂くだろう。

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