哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

異常性欲

2014年07月24日 | 哲学・心の病
性に関する異常、正常の判断は社会文化背景が関与する部分が大きい。
また性欲についても個人差も大きいが、正常性欲は一般に男女相互に納得し、心身に障害を残さない性器交接をその最終目標としているものであり、異常性欲は量的あるいは質的な歪みがある場合をいう。

性欲の量的異常のうち減退するものは男性では不能症、女性では冷感症であり、亢進したものが男性ではサチリアージス、女性ではニンフォマニアである。
躁状態ではかなりの頻度で性欲が亢進し、痴呆症の初期でも性欲の亢進を認めることがあるが、罪悪感にとらわれながらも衝動的な性行為を押さえられない場合、性依存症と言った診断をつける場合もある。

質的な異常で、①性対象の異常には小児性愛、老人性愛、フェティシズムや服装倒錯があり、②性目標の異常には窃視症(のぞき)、窃触症(痴漢)、露出症、疼痛性愛(サディズム・マゾヒズム)などがある。

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