哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

洋画『ハンナ・アーレント』

2013年10月26日 | 哲学・心の病
人は己の信念をどこまで貫き通せるのか?

第2次世界大戦中、夫と米国に亡命したユダヤ人の哲学者、ハンナ・アーレント。
ナチスの戦犯アイヒマンのイスラエルでの裁判を傍聴し、1963年、米誌にリポートを発表。
数百万人を収容所に送った極悪人の実像は、命令に従った凡人であり、ユダヤ人の中にもナチスへの協力者がいた。

ハンナのリポートは世論の猛反撃に遭い、友情も断たれた。
孤立しながらも、事実から目をそらさず、考えることを放棄するな、と訴えるハンナは強くて美しい。

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