哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

出生前診断について

2013年09月26日 | 哲学・心の病
ある番組で出生前診断のドキュメンタリーを放送していた。

出生前診断で胎児がダウン症だと診断されたご夫婦は、数日間話し合った結果、苦渋の選択だったと思うが中絶することにした。
その理由は、生まれてくる子供をいつまでも面倒を見ることができないし、負担も大きいとのことだった。

もしも、ダウン症の子供を育てるのが普通の子供と同じ負担で、両親が亡くなった後もきちんと面倒を見てくれる社会であったならば、そのご夫婦はその子を産んだのだろうか?

またネットで調べたら、生まれてくる子供には少なくとも普通の人生を送ってほしいとの思いで、中絶した人もいるらしい。

いずれを選択したにせよ、生むか生まないかの選択をせまられた人は、人の生きる意味をも問われただろう。

そして、私だったらどうするか、深く考えさせられた番組だった。

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