哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

マインド・コントロール

2014年03月16日 | 哲学・心の病
宗教を信じることで、人生がより充実したものになることはいいことかもしれません。
しかし、破壊的カルトと呼ばれる、反社会的な活動を行う宗教組織には注意が必要です。
破壊的カルトでは、マインド・コントロールが行われることがあります。

心に孤独や心配を抱える人や、現実社会に強い不満や不合理を感じている人などは、つけ込まれやすいので注意を。
「自分は絶対に大丈夫」と高をくくるのも危険です。
なお、いったんマインド・コントロールが完成すると、その後、離脱して本来の自分に戻るには長い時間が必要です。

マインド・コントロールする方法は、

・行動をコントロールする
命令に従えば、大きな賞賛を与える。従わなければ、強い罰を与える。また、布教活動の時間、住む場所、寝る時間、誰とつき合うか、など、行動を細部まで指示し、自由を与えない。

・思想をコントロールする
組織のリーダーだけが真理を知っているとし、それを徹底的にたたき込む。

・感情をコントロールする
強い恐怖と不安を与える。ハルマゲドンが来て、信じる者だけが救われる、もし命令に反したり、脱会した場合は恐ろしい罰が待っている、など。

・情報をコントロールする
組織に対する批判的な情報に接することを禁じる。その組織に対抗する内容の本や脱会者の文書、マスコミの記事、など。


さらに、「洗脳」では暴力的に人の心を壊してしまいますが、その方法は、

・眠らせない
睡眠時間が少ない状態になると、意識がもうろうとして、正しい判断ができなくなる。

・時間を自由にさせない
次から次に指示を受け続けていると、落ち着いて考えることができなくなる。

・食べさせない
飢餓状態になると、思考能力が低下し、暗示にかかりやすくなる。

・感覚を遮断する
周囲と隔絶された部屋に入れる、など。五感を封じられると、暗示にかかりやすくなる。

・薬物を使用する
幻覚剤や覚醒剤などの薬物により、意識レベルを低下させる。

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