モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

ブレーキの鳴き

2009-10-16 15:25:29 | Weblog
最近は天気のいい日が続きます。秋晴れというところでしょうか?
さすがに半袖でバイクに乗るのは難しくなってきましたが、心地よい気温なので気持ちよく運転できますね。(^^)b

先日、トモスのブレーキの鳴きにウンザリしてきたので、修理というか対策を施しました。
「ブレーキの鳴き」というと、ブレーキをかけた際に出る「キーキー」という不愉快な音です。(*_*)
長い間乗っている車両や、ブレーキのパッドやシューの消耗部分などが減ってきた場合とかによく起こります。
ですから、不愉快な音がするのは「ブレーキが減るのが原因」と思われがちです。

しかし、もっと詳しく言えば「ブレーキ部分のどこかが共振」しているのです。( ̄-  ̄ )

昔、コメディなんかでガラスや黒板を爪で引っかくと「嫌~な」音がしました。
あれは「固着すべり」というらしいですが、「ブレーキの鳴き」もおんなじ様な感じの「音」です。(^^;)
周波数でいえば「高周波」側の音です。

「音」とは空気中に伝わる「振動」です。ということは、「振動している元」があるということです。
ちなみに「高周波の振動」というのは、分りやすくいえば「沢山振動している」ということです。

さて「振動」とは呼んで字のごとく「動いている」ことです。
地震などで窓ガラスなどが「カタカタ」いうような感じです。

トモスの場合、ブレーキをかける際に「動く場所」(作動する場所)といえば
「ブレーキレバー」→「ブレーキワイヤー」→「ドラムスプリング」→「ドラムシュー」→「ドラム」→「タイヤ」という順番です。

その中で「沢山振動する場所」と言えば
走っている以上は常に動いている箇所である「タイヤ」、それと同じ動きをしている「ドラム」、それらの動きを止めるために接触する「ドラムシュー」、
ドラムシューに接続している「ドラムスプリング」です。

最も回転して動いているタイヤが原因であった場合「常に何かしらの音がしている」であろうし、音がするのは「ブレーキをかけた時だけ」です。
とこいうことは「ブレーキの鳴き」で最も疑われる場所が、ブレーキパッドやブレーキシュー(ドラムシュー)となるもの、ある意味当然の判断です。( ̄o  ̄)

でも、今回の場合は違いました。
ある意味「トモスらしい」とでも言うところでしょうか?
構造がシンプルなトモスらしく、簡単に直りました。 もう一回続きます。

画像は先日昼寝した「由比ガ浜の駐車場」の光景です。今の時期はウィンドサーフィンをする人が多いですね。上に飛んでるのは「鳶」です。