フィリッピンの保守派は米国からの隷属から解き放たれつことが、真の独立の一歩と考え、1992年条約を批准しなかったが、この3年後には中国が比国の領海を侵犯し、95年には、あろうことか、中国に海上にコンクリート製の構造物を造られ、周辺に艦隊を常駐され、海の軍事要塞化を赦している。一度破棄した条約は簡単には元に戻すことなどできない。
日本の、欧米勢力からの真の自立、アジアの盟主 この究極の目標の達成は暫く先のこととなろう。残念ながら今の日本は米国の利害と一致せざるを得ない。
尖閣でも、既に国際的に自国の領土と宣言していることから、接続水域 領海への侵入が常態化、更には日本の領海・接続水域に構築物を作るなり、魚釣島に中国仮想漁民上陸させ、保護目的で中国海軍出動が想定される。これは悪夢である。上陸されてからでは遅い。このリスクはかなり高い。
こうした想定される事態に対し、海上保安庁・自衛隊・米軍との間で機動的な連携が取れているのだろうか。
マスコミはオスプレイで沖縄住民や国民の反米感情を煽っているが、ここは冷静に考えるべきだ。フィリッピンの呻吟から何を学ぶのか。米国の関与は多大だ。国民をミスリードさせてはならない。真の国益を国民に理解させるべきだ。
何か報道によると、野田政権は中国に配慮してか、防衛省ぬきでいろいろ対策しているらしいが、愚かなことと言わざるを得ない。
いやなこと大変なことは、どうも自分で考えずに、官僚任せにしているように見えて仕方ない。自分達の延命ありきだ。
事が起きてからでは間に合わない。中国に上陸されてから、盆暗政権を引き摺り下ろしても間に合わない。
安倍総裁には一気呵成に政権を奪い返して欲しい。
風のように素早く動き、林のように静かに構え、火のような激しい勢いで攻め入り、山のようにどっしりと構えて動かず。時機や情勢などに応じ的確な戦略を練れるすばらしい指導者となっていただきたい。
真の日本の繁栄のため頑張っていただきたい。