どんだけ～

毎日のように買い物に行くスーパーへの道順は、我が家から南方向にちょっとだけ歩いて最初の角を西へ、という順路。

その西向きになったところにSさん宅がある。
私よりどのくらい上だろうか？　あまり細かいことは分からないけれど玄関先でよく鉢物の手入れをされていたり掃き掃除されていたりして、顔を合わすと挨拶や、暑いですね寒いですね、といったほんのちょっとの会話を交わすような間柄だった。

そのSさんの姿をずいぶん見ていないような気がする。
まぁ、寒い間は外にいることも少ないし、私もなんだかビンボーヒマナシでばたばたすることが多くて、Sさんの姿を見てないなーと気づいたのも実はつい最近のこと。

先月の整形外科の待合スペースにSさんのご主人も座っていた。
腰でも悪いのか、ちょっと前かがみで元気がなさそうに見えた。

ほんの2～3日前、ご近所さんに、最近Sさんの姿見かけないんだけど・・・ってなことを言ったら
「もう1年ぐらい前に亡くならはった」と。

「あんたどんだけ情報疎いねん」

町内会抜けてるけどさ、そのご近所さんというか、私の組ではほとんど脱会した人ばかりなので、回覧板が回ってこないという条件は同じなんだけどね。
私はご近所さんともめったに話さないし、自ら望んで孤立してるわけだけど(笑)

それでも確かに、私もあまりの情報収集力のなさに驚いた（苦笑）

続けているウォーキングでも、ずっと名前こそ知らないけれど、同じ時間帯に歩いていたおじいさんが、ある時から姿を見せなくなって、最初は今日は早い時間に歩いたんじゃない？とか、孫でも来ていて賑やかにしてるからウォーキングに出られない、、、とか、DANと話していたけど、さすがに半年以上も全然見かけないと亡くなったのかも知れないね、という話にもなってくる。

若い時は、少々姿を見なくても、旅行中だったとか、ちょっと風邪ひいてた、子供が熱出してたから・・・という具合だったものを、近頃は亡くなったのかも、という理由がついてくるようになった。　しみじみ高齢化だな、と感じる。