垣谷美雨 著 小学館文庫 2018年4月11日 第3刷
先日の『老後の資金がありません』についで2冊目の垣谷さんの著書。
末期癌患者を診とる・・・患者の気持ちがいまいちわからない・・・女医の話。
ある日、病院の庭の植え込みで拾った聴診器で、患者の胸にあてると(心の声)が聞こえたり、過去に戻って人生のやり直しができる、という一種ファンタジーのような仕掛け。
この聴診器のおかげで、患者の気持ちの分からない早坂ルミ子が知ったものは。。。
まぁ誰しも、今迄の自分の人生で後悔ポイントがないはずもないし、あの時ああしていれば、、、なんて思うことはあると思う。
私なんかいつだって究極の選択を間違える方だから、後悔することも多かった。
この不思議な聴診器は、死を目前にした患者に過去にさかのぼって後悔ポイントをやり直せる「どこでもドア」的な(笑)力も秘めている。
で。
その分岐点まで戻ってやり直した患者たちには、自分があの時ああしていればこんな人生ではなかったはずだ、と思っていたのに、揃いも揃って、やり直したとしても、そこにはやっぱりバラ色の人生ではなく、たとえば・・・バラ色なりの不幸も付きまとうんだ、という事が分かる。
結局は、後悔していても今までの人生で良かったんだよ、というのが分かって、患者らは心残りなく旅立っていく。
なんか、それは分かるような気がする。
分岐点でどっちの道を選んだとしても、そうそう日の当たる道ばかりではなく、それなりにイバラの道でもあるんだろうな、と思ったのは、最初のエピソードが芸能人になりたかったのに大反対された娘の話だったから。 過去にさかのぼって芸能人になってみたが、自分で思ってるほど芸能界が素晴らしくもなかった。 窮屈なだけだった。 大反対されて平凡な人生を送ったのは良かったんだ、という娘の話。
不祥事の続いている某男性アイドルグループ排出の事務所のタイミングと重なっちゃってね(笑)
やっぱり注目度が高いってことは、それに伴うもろもろも目立つしなーなんて。
わたしも、究極の選択を間違えるタイプだけれど、きっと、間違えてなかったとしても後悔することは多いはず。
先日の『老後の資金がありません』についで2冊目の垣谷さんの著書。
末期癌患者を診とる・・・患者の気持ちがいまいちわからない・・・女医の話。
ある日、病院の庭の植え込みで拾った聴診器で、患者の胸にあてると(心の声)が聞こえたり、過去に戻って人生のやり直しができる、という一種ファンタジーのような仕掛け。
この聴診器のおかげで、患者の気持ちの分からない早坂ルミ子が知ったものは。。。
まぁ誰しも、今迄の自分の人生で後悔ポイントがないはずもないし、あの時ああしていれば、、、なんて思うことはあると思う。
私なんかいつだって究極の選択を間違える方だから、後悔することも多かった。
この不思議な聴診器は、死を目前にした患者に過去にさかのぼって後悔ポイントをやり直せる「どこでもドア」的な(笑)力も秘めている。
で。
その分岐点まで戻ってやり直した患者たちには、自分があの時ああしていればこんな人生ではなかったはずだ、と思っていたのに、揃いも揃って、やり直したとしても、そこにはやっぱりバラ色の人生ではなく、たとえば・・・バラ色なりの不幸も付きまとうんだ、という事が分かる。
結局は、後悔していても今までの人生で良かったんだよ、というのが分かって、患者らは心残りなく旅立っていく。
なんか、それは分かるような気がする。
分岐点でどっちの道を選んだとしても、そうそう日の当たる道ばかりではなく、それなりにイバラの道でもあるんだろうな、と思ったのは、最初のエピソードが芸能人になりたかったのに大反対された娘の話だったから。 過去にさかのぼって芸能人になってみたが、自分で思ってるほど芸能界が素晴らしくもなかった。 窮屈なだけだった。 大反対されて平凡な人生を送ったのは良かったんだ、という娘の話。
不祥事の続いている某男性アイドルグループ排出の事務所のタイミングと重なっちゃってね(笑)
やっぱり注目度が高いってことは、それに伴うもろもろも目立つしなーなんて。
わたしも、究極の選択を間違えるタイプだけれど、きっと、間違えてなかったとしても後悔することは多いはず。
結局は、たられば・・・は、どこまでいってもたられば・・・だと思うよ。
隣の芝生が青く見えるのと一緒でさ、今自分がいかに恵まれてるかと謙虚に思わない限りぶつくさ言うんだよね、人間だもの(笑)