あきた白神からのCSレター2

あきた白神のふもと八峰町から、コミュニティ・スクール等のできごとをお届けしています。

八峰中3年のジオめぐり

2021-05-12 09:12:30 | 日記
5月8日(土)、八峰中3年生は本館城址と白瀑神社のジオめぐり。ここもジオサイト(大地の公園の見どころ)になります。

本館城は、約400年少し前に百姓一揆が起こって落城したところです。少ない史料等や、言い伝えなどによると、甲斐国で敗戦した武田一族が、桧山城の庇護を受けて本館城に入城したが、その後佐竹公の知行改め等に伴って農民の不満が爆発し、百姓一揆が起きたとされています。

スタート地点の古民家ではかやぶきふき替え作業が行われていました。八森地区で唯一残っているかやぶき住居で、築200年等になると思いますが、ふき替え等の作業が大変なのと、かやぶき職人がいないなどの課題があるようです。

山道を20分かけて登り、城址でジオガイドからの説明あり。
「本館城は北からの攻めに備えた山城で、ノロシで桧山城に合図を送る役割を持っていた」
「人首沢では、一揆で亡くなった人の血で何日も赤い水が流れ続けたと言われている」
「一揆のあと、春に雪が降ったり、疫病がはやったために、たいまつを灯して霊をなぐさめるたいまつ祭が行われた」

生徒のほとんどが初めて「本館城址を知った」、「初めてここに来た」とのことで、新たに地元の歴史のことを知ってもらって嬉しいです。

もう一つの白瀑神社は、約1100年前に慈覚大師が興したとされ、前述の本館城の武田城主が祀られている八幡神社もあります。江戸時代は佐竹公からの寄進もありました。8月1日の例大祭で行われる「みこしの滝浴び」は、滝壺で神輿が練り歩くのが風物詩となっています。残念ながらコロナ禍で今年も開催が危ぶまれています。

かやぶき古民家前


シルバーテツヤもジオガイドやっています


白瀑神社


白瀑前
コメント
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