相棒たち

smash・桜子・ポロ・カフェラテ・knee・「あゆ」は天寿を全うし、独りになった相棒「カプチーノ」。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その38

2020年10月18日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 小肌を切って 熱燗二合
♪ それとこの娘に 中とろサビ抜きで
♪ 父と坐った 鮨屋のカウンター
♪ ちょっと大人に なった気がした
♪ あの日あなたは 少し酔ってた
♪ たくさん食べなよ 好きなもの
♪ そう言いながら 向けた笑顔は
♪ 何故か寂しく 悲しげだった

♪ 父と母との 間の事は
♪ どうなってたか 知る由もない
♪ あの日がそう 最後です
♪ 父とは会えない 娘になった

詩:井上千穂、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「鮨屋で」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=G3brsaFMR18

すぎもとまさとバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=ShJNC3ysHbo


「吾亦紅」で杉本眞人を知り、「あさみちゆき」を知る。
2009年、すぎもとまさと&あさみちゆきスペシャルライブ2枚組CDを買った。


熊谷市内に星川という川が流れている。
戦時中、空襲で多くの市民が飛び込んだ痛ましい歴史のある川だ。

その星川沿いに「美登里」という鮨屋が、有った。
有った・・・そう、過去形になってしまったのだ。

鮨屋のカウンターで好みの鮨を好きなだけ注文する。
馴染になり焼酎を一升瓶でおいてもらう。
年末には、村上の鮭を分けてくれた。
そんな年月がどれくらい流れただろうか。

妻と娘2人と、家族4人で月に1度の楽しみは結構長く続いた。
店主の息子が付け場に立つようになった頃、私たちの娘も母親になった。
妻と、その母と、娘と、初孫と、女系4代揃って通った時代もあったが・・・
或る事がきっかけで敷居の高さを感じ、足が遠のいた。

今月始め、家への帰路、久しぶりに星川通りを走った。
シャッターが閉まっていて、A4の貼り紙が目に付いた。
店を閉める、と・・・コロナの影響か、はたまた別の・・・

通い続けて居れば、何かが変わっていただろうか。