G-HORIKAWAの想い

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行政に寄生する『闇』~「暴力」を放置する者は・・・ Ⅱ

2007年04月18日 | Weblog
長崎市の対応に恨みか 容疑者は市と複数のトラブル(朝日新聞) - goo ニュース

一夜たっても事件の真相は明らかになりません。

昨日のNHKのニュースが典型的ですが、容疑者個人の「トラブル」「恨み」が事件の原因であるかのような報道が目立ちます。また、「トラブル」についての関係者のインタビューも流され続けている。

初期にばら撒かれた情報が頭の中に残る、そういうことがよくあります。情報が少ないと言うこともあるので、ついつい他社に追随していくと言うこともありえます。報道に当たっては慎重であるべきではないか?

そういう方向に持っていこうとする「意図」も感じられないでもない。そんな報道が多い。

長崎市をめぐっては、昨年「裏金(数百万)」問題や不適正な「発注(30数億)」問題が起きています。伊藤市長は、私的流用はなかったということで公金の返却は求めず、市長をはじめ職員の処分で「決着」をさせたようです。

今回の事件の『本丸』は、ここにあるのではないかと感じています。

容疑者本人の供述として「トラブル」もあるように言われていますが、「入札」問題をあげているとも報道されていますし、テレビ朝日に送られてきた「告発文」というのもそうした関係のことが触れられているのではないかと思います。

公共工事等官公需が、『闇』の勢力の資金源になっていることは公然の秘密と言っていいでしょう。役人・政治家・業者、そして『闇』の人たちが談合して食い合っている。日本全国でやられている。

長崎で問題になった不適正な「発注」問題、30数億円が適正な処理がなされていない。合見積もりを取って発注すべきところ、後から「見積書」を作って体裁を整えていたらしい。こうした「化粧」でどれだけの税金が無駄使いされ、『闇』の世界に流れていったのだろうか?

今回の事件は、こうした一連の問題の中で「改善」された結果、『闇』に流れれる「蛇口」が閉められたことが原因ではないかと思います。伊藤市長が「再選」されれば4年間「冷や飯」を食わされる、それを危惧した勢力の差し金と私は見ています。が、今の報道の流れを見ていると本筋から離れたところに「情報」が出てきているように感じるのです。

「暴力」とは、直接の圧力のためだけにあるのではありません。「暴力」を背景に言うことを聞かせるというのが一番の目的だと思います。今回の事件が、「長崎市」だけの問題ではないと私は思います。

それだけに、伊東市長が亡くなられたというのは本当に残念ですし、心からお悔やみ申し上げます。

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