G-HORIKAWAの想い

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宗教的信念を装った「詐欺」?

2007年04月04日 | Weblog
大牟田5遺体 「必ず生き返る」 家族証言 両親の指示で放置(西日本新聞) - goo ニュース

また、奇怪な事件が発覚した。家族らは「小さいときから(人が)亡くなったら必ず生き返ると言い聞かされてきた。両親の指示通り、遺体をそのまま室内に置いて寝かせていた」と説明しているそうだ。

死生観を語ることは自由であるが、一方で「年金」については『死後』も生きているとして現況届けを出し続けていた。要は、年金を受けることが出来ないことを知りながら、受け続けたことになる。まさしく「宗教的信念を装った『詐欺』」ではないのか?

父親が20年前、母親が8-9年前に亡くなったとの説明。老齢基礎年金だけとしたら1年で約80万円。20年+8年=28年分としても、2240万円。年金の時効は5年ですから、800万円分ほどは回収できることになる。詐欺による不当利得の時効は何年かはわかりませんが、おかしな話です。そもそも、被保険者の保険料と税金で支払われているわけですから、きちっと回収し、必要な処罰をするべきではないか?

以前もこんな話がありましたね。こちらは100歳を超えて市長の長寿の表彰をしようとして調べたら死亡していたと。こちらも「現況届」を出していた。

現在(昨年からだった?)、この「現況届」も必要なくなった。「住基ネット」で確認することになったとのこと。今までは、高齢で外出が難しい人でも市町村の窓口に出かけて「証明=生きている証」をもらわないと年金が一時的に止められる仕組みになっていました。こうした不合理さは一応解消されることになったわけだが、「詐欺」の意思があったかどうかと言う事実認定については難しくなるのか?

「住基ネット」に接続していない自治体に住んでいる受給権者、住民登録のない外国人登録者のように「住基ネット」で確認できない人もいるわけですが・・・。


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