The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

何事も。始めるよりも終わる方が難しい。

2007-06-03 22:45:00 | 生き方
特にそう思う、今日この頃。

何か、新しい事を始める時。
それが、その人にとって、未知であればあるほど。
始めることは、大変なことだ。

手馴れた人にとってでも。
やはり、新しく事を始めるということは。
それ相応に大変なことだ。

だが、しかし。


本当に難しいのは、終わり方


何事も終わり方一つで、美しさや完成度は大きく変わってくる。

例えば、トレーニング。
どんなトレーニングでも良いのだが。
分かりやすいのは、肉体的トレーニングだろうか。

ある部位を鍛える際。
初心者ほど、力を入れる行為に集中するが。
玄人ほど、力を抜く行為に集中する。
これは、力の抜き方一つで、鍛えられ方が大きく異なってくるためだ。

#(解)肉体的トレーニングを行う際には。
#回数や速さを気にする必要は一切ない。
#そんなことよりも。
#正しいフォームでゆっくり正確に動かす方に集中すること。
#この方が、はるかに効率よく鍛えることが出来る。


力学的な例を、他にも出してみると。

車の運転で。
コーナを、信じられないようなハイスピードで安全に駆け抜けていく方が居る。

たとえ、一台の同じ車であったとしても。
その駆け抜けていくスピードと安定感は、まったく別物だ。

この違いも。
車の走行三原則である、走る(加速)・曲がる(旋回)・止まる(減速)の各行為の違い。

加速は、加速開始よりも、加速完了時の方が難しく。
旋回は、ステアリングを切り始めるよりも、切り戻す方が難しい。
減速もしかりで。
ブレーキペダルを踏んで減速を開始するよりも、ブレーキペダルを放す その減速終了の方がはるかに難しい。
#運転の上手い下手については、減速の仕方一つで、大体のことは分かるものだ。


少しばかり。
GALANT's Cafeの趣味に走りすぎた(苦笑)


GALANT's Cafeの数少ない経験から言うと。
思考も、同じように思う。

人は、なんらかの決断を迫られた際。
必死になって思考し、最適な選択をしようとする。
が、しかし。
必死になればなるほど、何が最適なのか、分からなくなることはよくあることだ。

そんな思考ですら。
考え抜き、たとえ最適な解が見つからなかったとしても。

ふっと、上手に思考するのを止めたその瞬間に。
最適な解が見えてくるなんてことは、よくあることだ。

#(注)止めれば必ず出てくるというものではない点にご注意^^;
#なんにせよ。
#きちんと考え抜いた後でなければ、出てくるものではない。


同様に。

イベント企画でも、業務上の企画でも、同じ。
始めるよりは、終わる方が難しい。

何らかの企画をする際には。
始め方について、物凄いエネルギを費やす例はよく見ることが出来るが。
終わり方にまで、物凄いエネルギを費やされている例を見ることは少ない。

しかしながら。
企画は、始める前から終わりのことを考えておかねばならない。

無論。
やってみなければ、どのような結末を迎えるのか、分からないことは百も承知。
それでも、終わり方のことは、考えておかねばならない。
何事も、終わり方一つで、その価値は大きく異なってしまう。

始め良ければ終わり良し と良く言うが。
それは、終わり方をよく考えた上で始めたからだろうと思う、今日この頃。



P.S. だからと言って。
   本blogを終えたい訳ではないので、ご安心を^^
   (え? 早く終えろって?!^^;;;)

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4 コメント

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出たとこ勝負 ()
2007-06-04 00:18:09
ってんじゃダメ・・・なのね^^;

先を見据えてやってるつもりでも、中々最後まで集中力が続かない。
慣れもあるのかなぁ。
ってか、裁縫が嫌いな理由その一。
デザインを考え、型紙を作り、布を裁ち、しつけをして、本縫い。
待てないのよ~
しつけなんかしないでチャッチャカ縫ってしまいたいの~
で、仕上がりはボロボロ~
これは性分だな(せっかち^^;
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たしかに… (claystudio)
2007-06-04 09:35:44
女性問題に於いてもその通りですね~!
過去の数少ない経験から考えても…
返信する
あら、clayさんは女性問題を持ってきた^^ ()
2007-06-05 21:17:32
そうだね~
幕切れが最も難しいんだわ。
芝居でも恋でも人生でも。
返信する
それは、さぁ...^^; (GALANT's Cafe)
2007-06-05 23:27:36
●柊さま
センスの問題だったり、しない?^^;;;


●claystudioさま
まぁ、なんということでしょう!
匠の手によって、こんな素敵な結末に生まれ変わったではありませんか...(げほげほ...(* ;))


●もう一回、柊さま
始めはれば、必ず、終わりがあるものねぇ...
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