としちゃんの暇な一日

何でもない一日を綴っていきます。

重松清の『みぞれ』

2008年10月20日 | 
重松清さんの短編集『みぞれ』読み終わりました。

日常生活の中のある出来事がまとめられています。

夏休みの宿題で、家族の自慢を作文に書くことになった子供。母親の自慢はスラスラ書けたのに、父親の自慢のネタが見つからない。自信を失いかけた父親だったが、夫婦は、そのことをきっかけに二人が出会った頃のことを思い出し、父親は自信を少し取り戻す。

子供ができない夫婦が、葉書に書いた一言で、同級生に犬を子供に勘違いされてしまう。その同級生が家を訪ねてくる事になり、夫婦は親戚の子供を代役に仕立てるが、年老いた犬が夫婦を助けようとする姿を見て、とうとう子供がいないことを同級生に白状してしまう。

またまた子供がいない夫婦。妻の誕生日を演出するために夫が色々セッティングする。そこへ突然厚かましい親戚が子供を連れてやってきて、妻の誕生日の為に用意した食事を食べてしまい、妻の誕生年のワインまでも見つけてしまいがぶ飲み。そして酔ってワインボトルを割ってしまう。すっかり誕生日をぶち壊された夫は激怒。親戚を追い返してしまう。そして割れたワインボトルからワインの雫で二人は誕生日を祝う。

などなど・・・
ありそうな話がまとめらえているのですが、途中からは読んでるうちに涙がこみ上げてしまうものもありました。
こういう本は通勤電車には危険です。
涙がこみ上げて来たら本を閉じる・・・おかげでなかなか読み終わらなかったわ(笑)

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2 コメント

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こんばんは (とにー)
2009-10-30 23:29:41
としちゃんさん、TBありがとうございました。

重松清さんの小説は涙が出てしまうのが多いので、通勤電車の中で読むのは危険ですよね。

おっさんの目がウルウルしていても、、、単なる怪しい人ですよね。。。!?

またお邪魔させていただきますね!
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Unknown (としちゃん)
2009-11-02 23:36:43
とにーさん、
電車で男の人が泣きながら本読んでたら、気になってずっと見てしまいそう(笑)
どんな本読んでるのか、むちゃくちゃ覗きたくなるわ
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