としちゃんの暇な一日

何でもない一日を綴っていきます。

菊池秀行の『妖魔王』

2010年08月12日 | 
読み終わりました、菊池秀行の『妖魔王』。

これ・・・因幡の白兎の話が元なのね。こんな話を元にするなんて・・・すごい発想だぁ!

大黒様(大国主命)から依頼を受けた工藤という念法の達人は、過去の因縁により復讐者に狙われるある女性を守ることになる。
復讐者というのが鱶(ふか)で、女性は兎の生まれ変わりだったのですねぇ・・・って、いきなりネタ晴らししてよかったのでしょうか・・・。
しっかし、この大黒様ってのが、エロいわ金にうるさいわで、あの兎を助けた大国主命のイメージとはほど遠い存在で、しかも感情的になって小槌を振って人を消してしまったりして。
兎の生まれ変わりである女性は、工藤から身を守ってもらいながら、大黒様の怒りをかって消された夫のために、のぞき部屋で働いてお金を稼ぐ羽目に。その女性を執拗につけねらう鱶の生まれ変わりの男によって、普通の世界が突然海に変わってしまったり、不思議な妖魔の世界が繰り広げられます。

エロエロな不思議な世界でしたぁ

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2 コメント

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Unknown (kiichi)
2010-08-12 16:57:48
エロいよね~。
でまたオヤジが強欲でスケベときてますからねえ。
でも読んじゃいますね。
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Unknown (としちゃん)
2010-08-16 20:44:25
kiichiさん、
ほんとに人間のオヤジと一緒よね!
親近感が沸いて、ついつい読んじゃうとか?(笑)
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