としちゃんの暇な一日

何でもない一日を綴っていきます。

小川糸の『食堂かたつむり』

2010年06月14日 | 
読み終わりました、小川糸の『食堂かたつむり』。

失恋で言葉を失った倫子は、実家に戻り、小さな食堂を始める。
一日一組のお客様をもてなすというスタイルで、食事に来られる人のリサーチをして、それに合わせてメニューを考える。
食堂をオープンする準備をしてくれた近所の熊さんは、彼女の料理を食べた後、家を出ていた妻がつかの間だけど戻ってきたということで感動し、相手が亡くなってしまったお妾さんが老後の人生を楽しむように変身したり、両思いを願う女子高生が彼とうまくいったり、ゲイのカップル、お見合いの男女、家族の最後の食事・・・
料理がさまざまなことを思い出させ、感動し、そして幸せな気分になるという魔法の料理。

後半、倫子の母が病気になり、初恋の人と再会を果たし結婚。しかし、病魔には勝てず亡くなってしまう。
亡くなってから、親子がお互いを大事に思っているのに、それが素直に表せなく、気持ちの行き違いであったことを知った倫子は、なかなか母の死から立ち直れずにいた。

しかし、あるきっかけで、言葉を取り戻し、再び生きる意欲を取り戻していく。

あーん、なんかいいです~。毎度のことになりつつあるけど、また泣きました!
そしてDVD予約してしまいました~

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蒼麻乃)
2010-06-16 12:48:52
また書籍代追加だ(^^;
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Unknown (としちゃん)
2010-06-17 21:18:49
蒼麻乃さん、
ふふっ、ぜひぜひ!
映画は賛否両論みたいやけど・・・
でもDVDは予約したわ(笑)
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