戸梶圭太の『溺れる魚』

読み終わりました戸梶圭太の『溺れる魚』。

先日DVDを観て、その後に本を読んだのですが・・・
婦人警官等の制服を万引きして女装していた秋吉と、現場に踏み込んでそこにあった金を着服した白洲。
ことが発覚して謹慎中の二人の刑事は、罪の免除と引き換えに、監察からある公安刑事の内偵捜査を命じられる。
その公安刑事の動きを探っているうちに、ある企業の脅迫事件につながっていく。その脅迫事件は、金銭的要求は一切なく、企業幹部に恥ずかしい格好をさせて街を歩かせるという奇妙な内容。
企業幹部とやくざ、またその企業幹部と芸術家との関係。そこに、活動家の男女とその二人を脅すまた別の刑事が絡んで、事件は、当初の目的からどんどん別の方向へと進んで行ってしまう。
相変わらずの戸梶ワールド炸裂です。

DVDの方は、秋吉に窪塚洋介、白洲に椎名桔平。今ではハリウッド俳優になってしまった渡辺謙、それから仲間由紀恵、IZAM、野際洋子、白竜、伊武雅刀、宍戸錠、成宮寛貴・・・なかなか豪華メンバーです。印象的だったのは、女装する窪塚君の足の美しいこと！←映画の内容ちゃうんかい！（笑）

睡眠不足が続いているので、通勤電車で本を読んでいるうちに・・・はっと気がついて手から落ちそうになる本を持ち直すなか、どうにか読み終わったぜ。