寒さはやや緩み大雪も一息ついたようだ
「春浅し」(はるあさし)
春浅し木の芽微笑む青い空
(はるあさし きのめほほえむ あおいそら)
歳時記の季語的には「春」はあすの節分を経て「立春」からが暦の上で
の「春」の到来である。しかし寒い冬の時期を経て待ちあぐむ春を望む
身になってみると木々の芽の膨らみや梅の花の開花にであうと「春」の
到来と心弾むのである。目の中にある木々は蝋梅が満開を
過ぎたようだし、白木蓮の蕾が日増しに膨らみ明日にも開花の風情
を漂わせている。
風の静かな今日のような日に春浅しは当てはまるような気がする。
そんな中「新燃岳」の噴火には驚きを禁じえない。
一日もはやく平静に戻るよう望みたい。800年前の再現には驚きの
再現である。大災害のないよういのるのみである・・・
明るい春を前に憂うるばかりである。