『カルマと運命』

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12運について前に少し書きましたが、通変がその人の考え方を表わすのに対して、12運は、情緒的なものや感情的なものを表しています。12運を使ったカルマの解釈ですが、年柱は身体や親と関連するカルマを示しています。月柱は自分自身に関連するカルマ、日柱は感情や配偶者と関連するカルマ、時柱は、知性や子供と関連するカルマを示しています。
ちなみに、自分自身の12運による分析です。年柱による親との関係ですが、過去世において、親を頼りにできる存在として見ていたようです。月柱からみた自分自身ですが、過去世では人生を悲観的に見てきたようです。
年柱と月柱は身体・自我系の男性的な要素を表すのに対して、日柱と時柱は感情・愛情などの女性的な要素を表します。で、自分ですが、過去世において、異性に対して明るく素直なイメージを持っていた人で、楽天的な面があるでしょう。時柱の12運が示すのは、過去世の子供に対するイメージですが、過去世において、子供とおしゃれな関係を築いていた人です。友人のような付き合い方をしていたかもしれません。
たとえば、各柱の12運からみる幾つかのその人の気質です。
年柱が胎の人 生育期はロマンチストでおとなしい子供。
月柱が胎の人 理想主義で現実感覚は弱い。
日柱が胎の人 異性に対してロマンチスト。
時柱が胎の人 愛情表現は理想を求める。
年柱が長生の人 生育期は明朗で自己表現する子供。
月柱が長生の人 裏表のない明朗な人。大人の配慮にかける面がある。
日柱が長生の人 異性に対して無邪気な人。
時柱が長生の人 愛情を素直に表現する。
年柱が死の人 生育期は内向的で無口な子供。
月柱が死の人 内向的で無口な人。静かな生活を好む。
日柱が死の人 異性に対して内気。
時柱が死の人 愛情面では内向しやすい。
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カルマとの関係として、どうしても気になるのが自死についてです。自死に共通する特徴は第一に、非常に自己抑制的な理性的な人が多いということ。このタイプの人は、そうした自己抑制的な傾向からなのか、とても寡黙な面があり、周囲からは大人しい、生まじめな人と思われます。第二に、内向的です。自己抑制的であっても、それを内向させないで、何らかの手段で発散している人は、ストレスを蓄積させることが少ないでしょう。そして、時間の巡りによって、知性器官などの働きが強化され、物事を突き詰めて深刻化させ、そのような深刻な心理構造へと変化するときに、自死へと向かう傾向が高まるようです。
自死のその後ですが、肉体が死んだからといって魂は続いて行くのです。そう、運命は、そうした苦しい状況を踏まえて作られて行きます。師いわく 「人は必ずしも幸福になるためにだけ、生まれてきているわけではありません。幸福とは、運命を調和させていった結果として得られる、ある種の果実なのです。それは長い期間を経て、運命的な努力をしてきた結果として与えられるものです。いわば、それは大きな運命の中における、小さなゴールなのです。」
私は、上の言葉から、人生というものが少しわかったように思います。私の一人のいとこですが、若くして亡くなってしまいました。愛する妹も今はいません。人それぞれに、それぞれの運命があり、その運命とともに生きていくのだと・・・・。
それは、すべての人生には何かの意味があり、人生で、無駄になる経験などは何一つないということです。そして、運命は自覚することによって、変えていくことが出来るのです。
・ 以上、『カルマと運命』でしたが、過去世からのカルマによって、現在の自分があるということ。また、現在の自分の生き方によって次の世の自分が生まれてくるということ。世の中、自分の知らないことが多すぎるのですが、その目には見えない世界のほうが、この現実の世界よりずっと大きな世界なのでしょう。
四柱推命による運命分析ですが、今の自分の状態をだいぶ正確に当てているようで、驚きとともに不思議でした。また、誰もが、この世に生まれてきて、生活している自分として、きょうという一日を自分なりに幸せな気持ちで生きてゆけたらなと思う私です。それには、自分自身を知るということから始まるのでは・・・・。そのための、一つの方法が、四柱推命などによる運命分析でもあるのでは・・・・。
また、「ホリスティックヘルスについて」でも前世からのカルマとの関係について書いています。私のブログですが、そんな考えもあるのかなと・・・・。いつも訪問してくれるブログ仲間のブログを訪問しては、元気なパワーをいただいている私です。