ストマネ学会の講演がおもしろかった。
この先生、テレビにも出演多数の有名な臭いの生理学者とか。
東海大学から長崎大学の医学部で教授をされている篠原一之教授。
話もお上手ですが、内容がおもしろい。
印象に残った話としては、
1)赤ちゃんが生まれてすぐにお母さんのお腹にのせると、おっぱいを求めてはい上がって行くんですが、その誘因がお母さんのおっぱいの臭い。
赤ちゃんと母親との接近は、おっぱいの臭いだという話。
2)ガスリー検査(かかとに針を刺して痛みを誘発する)による鳴き声持続時間が、おっぱいの臭いをかいでいるだけで泣きやむとか。コルチゾール増加も抑えられるとか。
3)母親に赤ん坊の衣服の臭いをかがせると、気分が改善するという実験も。
4)若い女性は、父親の着ていたTシャツは嫌う。他の男性の臭いを選ぶんだと。ところが、結婚して子どもを妊娠すると、父親の臭いのついたTシャツを好むようになるんだって。子どもを身ごもれば、身内の父親に安全を確保してもらいたいからだと。
この自由な解釈が実にすばらしいというか、心理学べたべたの人たちにはない発想ですね。
どっちかというと、動物行動学的発想。
臭いの研究に10年ほどかかわっていただけに、少し心が揺れた講演でした。
それにしても、かっこいい先生でしたよ。
2009/08/02・記
この先生、テレビにも出演多数の有名な臭いの生理学者とか。
東海大学から長崎大学の医学部で教授をされている篠原一之教授。
話もお上手ですが、内容がおもしろい。
印象に残った話としては、
1)赤ちゃんが生まれてすぐにお母さんのお腹にのせると、おっぱいを求めてはい上がって行くんですが、その誘因がお母さんのおっぱいの臭い。
赤ちゃんと母親との接近は、おっぱいの臭いだという話。
2)ガスリー検査(かかとに針を刺して痛みを誘発する)による鳴き声持続時間が、おっぱいの臭いをかいでいるだけで泣きやむとか。コルチゾール増加も抑えられるとか。
3)母親に赤ん坊の衣服の臭いをかがせると、気分が改善するという実験も。
4)若い女性は、父親の着ていたTシャツは嫌う。他の男性の臭いを選ぶんだと。ところが、結婚して子どもを妊娠すると、父親の臭いのついたTシャツを好むようになるんだって。子どもを身ごもれば、身内の父親に安全を確保してもらいたいからだと。
この自由な解釈が実にすばらしいというか、心理学べたべたの人たちにはない発想ですね。
どっちかというと、動物行動学的発想。
臭いの研究に10年ほどかかわっていただけに、少し心が揺れた講演でした。
それにしても、かっこいい先生でしたよ。
2009/08/02・記
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