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心理学概論13:動機づけと覚醒水準

2010-07-13 03:47:16 | Weblog
7月12日開講の心理学概論13:動機づけと覚醒水準でつかった資料です。

出張のため事前にアップロードする間がなく、遅くなりました。

選挙開票速報やその後の解説・討論などを見ていて、政治家になろうとする人の行動を駆り立てるものはいったい何だろうとおもったりしています。

国のありかたを憂い、かくあるべきと思う信念があり、具体的に何かしたいことがあるという候補には迫力があります。

一方、担ぎ出されたタレント候補など典型でしょうが、当初はとってつけたような政策論や思いを訴えるものの、選挙期間中に徐々に本物になっていく人と、変わらない人がいます。

どっちにしても、候補者としての行動を駆り立てていた動機が、当選後も継続していればいいのですが、党人になってしまうと当初の動機は薄れ、ただの政治屋さんに落ちこぼれていくのでは投票した人に失礼ですよね。

さて、そんな選挙騒動が明けたこの日、動機づけの話をしました。

事ほど左様に、人間の行動には、それを駆り立てる何かがあるとおもいたいものです。

入学したてのころの皆さんも然り。どんな動機によって授業に出席していたのでしょうか?そして今、授業出席行動を駆り立てているものは何に変貌したのでしょうか?

動機の機能的自律性 (functional autonomy)という概念があります。これはG.W.オールポート(Allport,1937)によるもので、行動Aを駆り立てていた動機が、時間がたつにつれて機能的に自律していき、当初とはまったく違った動機によって行動Aが支えられているという話です。

心理学とは何かを極めるために心理学概論の授業に出席していたあなたたち。

動機は心理学を極めたいという学問成就だったわけです。

それが、3ヶ月たつうちにどう変化したでしょう。とりあえず出席しておかないと単位とれないかも、といった出席行動とそれを駆り立てる脅迫的な不安が動機になっている人がいるかもしれません。

あるいは友達と話がしたいから、教室にやってきたって人もいるようですね。

というわけで、動機について学びました。

教科書通りの順でお話しましたので、わからないことがあったらテキスト参照。

よく読むと分かってきます。ノートをとりながら読み、わからない用語は辞書で調べ、と言う具合に4月の清らかで崇高な志に戻って試験勉強してください。

試験でよいパフォーマンスを出そうとおもったら、試験勉強する時間帯を試験が行われる時間帯に会わせましょう。

では。来週はお休みですが、ノート整理に時間をかけてください。

2010/07/13・記


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大きくしました ()
2010-07-24 09:33:31
ご指摘に従い、大きなサイズでアップロードし直しました。

アップロードのときに、サイズをまちがえたようです。

今後とも、コメント欄を活用しましょう。

ノート整理に役立ててください。


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お願いします。 (学籍番号:203077(藤田))
2010-07-18 01:25:55
こんばんは。

いつも先生のブログから資料をダウンロードしているのですが、今回の資料は小さく、拡大すると字がボケて読めなくなってしまいます。
やはりノート整理に資料は必要なので、お手数ですが大きいサイズのものをアップして頂けないでしょうか?

貴重なスペースに失礼しました。
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