正午の陽光が私を地べたに照らす。
疲れ果てた私の影は、重たげにバケツを下げる。
足がみえない。
カメラを持つ手が敬礼をしているかのようである。
暑い空気が地べたからわき上がる。
うだるような妖気と熱気。
そこで拙句
盆供養 正午を前に 墓掃除
盆の墓 かけた水さえ 湯気が立つ
蝋燭の 炎で焼けたか 指の色
影が言う 生きてる今の 充実を
活けたての 花さえ熱で しおれけり
影で知る バケツが重い 夏の寺
髭
2009/08/12・記
疲れ果てた私の影は、重たげにバケツを下げる。
足がみえない。
カメラを持つ手が敬礼をしているかのようである。
暑い空気が地べたからわき上がる。
うだるような妖気と熱気。
そこで拙句
盆供養 正午を前に 墓掃除
盆の墓 かけた水さえ 湯気が立つ
蝋燭の 炎で焼けたか 指の色
影が言う 生きてる今の 充実を
活けたての 花さえ熱で しおれけり
影で知る バケツが重い 夏の寺
髭
2009/08/12・記
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