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新週刊フジテレビ批評2012年2月11日

2012-02-18 21:47:38 | Weblog
テレビが子どもに与える影響は、テレビ50年の歴史とともに問題視されてきました。

このたびフジテレビ(東京)の「新週刊フジテレビ批評」という番組の特集テーマとして、震災映像による子どもの心への影響がとりあげられました。

取材を受けたのも、東日本大震災のもたらした子どものストレス症状への影響が、阪神・淡路大震災時のそれより相当強く表れたことを、気にしていたからである。

阪神淡路のときから17年がたち、その間にテレビの画面が倍以上に拡大したことも関係していそうである。

子ども、とくに物心がつきはじめた幼児から学齢期にかかるあたりの子どもへの影響が懸念される。

しかも執拗なまでに災害シーンが大写しされ続けた。少なくとも震災後の一月間は、特番続き。

子どもがいつものようにテレビアニメを観ようとテレビのスイッチを入れても、画面からは津波で流される家や車の映像、火のついた建物が流される夜景、泣き叫ぶ遺族、原発で深刻な人々、政府の無策を訴える市民や批評家の怒号が延々と流れていた。

ひょっとしたら、被災地の子どもたちより早く、大阪や東京の子どもたちはテレビから震災被害を受けたかもしれない。

そのような批判眼から、震災特番を放映する番組制作者は、災害シーンが写ることを事前にテロップで流す試みがなされた。

一つの進歩、解決策といえよう。

そんなまじめな話題が、土曜日の早朝5時から6時の間に東京近辺だけで放映されたのは少し残念である。

2012/02/18・記

新週刊フジテレビ批評2012年2月11日

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