サイコロジスト101

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PGS-106

2010-06-07 02:23:12 | Weblog
PGS106は6月5日(土)に開催されました。

2時から5時半まで。

たっぷり3時間、宮脇 稔先生の話に堪能しました。

心理士国家資格について30分くらいの予定が45分を超えました。

これは、ここでは書けない事が多いんですが、民主党政権が今後どうなるかによって心理士資格は左右されるかもという話題。

休憩のあと、宮脇先生にお願いしていた「精神病とストレスそしてたばこ」の話。

これが、めっちゃおもしろい。

精神病院とたばこの関係ってとても面白い歴史なんですね。

閉鎖病棟であったころ、つまり精神病のひとが措置入院を余儀なくされていた頃、たばこは配給制だったんですって。

男性の喫煙率が80%超のころ、精神病院の患者さんも医療スタッフもほとんど喫煙者。

きゅうくつな閉鎖病棟では、喫煙はかっこうの息抜き。

喫煙所は、患者同士のいこいの場。

1975-7年のころ。私も実はその辺りに週1度某精神病院で心理士やってたので覚えています。

医局にはもちろん灰皿があり、吸い殻が山のようになっていました。

向精神薬がまだ余り効かなかったな、あのころ。

1985-6年になると、法律がかわって開放病棟が増えてきた。タバコは自由に買って吸えるようになっていました。

病院のタバコショップはたいへんもうかったようです。

1995年を過ぎると、病院内禁煙のおふれが。浅香山病院も然り。

そして健康増進法が出てからは、病院敷地内前面禁煙。

喫煙者の患者さんは、屋外の喫煙所や、公共の喫煙可能な施設(喫茶店や駅前広場)に。

そして今、そうした公共の喫煙場所も減ってきて、精神病患者さんの喫煙率も一頃の半分以下になったんですって。

現在でも精神病の患者さんの喫煙率は、他の病気の患者さんに比べて高いようです。

タバコが、ニコチンが、向精神薬と似た効果をもっているのが一因というのが私の仮説。

今やっている、一週間おためし禁煙実験の結果が、この仮説を証明してくれるはずです。

たのしみに。

研究会の後、いつものようにたこ一にて懇親会。

宮脇先生の小学校時代のお友達も参加して楽しい一時を過ごしました。


2010/06/07・記

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