閑話休題「京のこたび 宇治編 / 京都いいとこ動画…花やしき浮舟園」

◎実は同窓会の会場に指定されたので調べてみました。宇治平等院のすぐ近くの古い割烹旅館であり、どうかなと思いきや、やはり革新の精神は受け継がれており、行くのが楽しみです。桜の盛りすぎの4月中旬の「お楽しみ」となります！ ("⌒∇⌒")　／^o^＼

京のこたび　宇治編 / 京都いいとこ動画

2015/05/01 に公開

【詳しい情報】　http://kyoto.graphic.co.jp/guide/kota...

青々とした茶畑で摘み取られた新茶が、宇治の町をにぎやかにする季節。「平等院」と「­宇治上神社」2つの世界文化遺産も改修工事を終え、美しい姿を再び披露しています。お­茶と歴史と自然が織りなす町で、どんな京都が見つかるのでしょうか。さあ、出かけまし­ょう。

 

食事処：創業１００余年の「花やしき浮舟園」～和食処「SATORI～茶兎里」として、今風リニューアルしての打ち出し中…

 

花やしき浮舟園 [一休.com]

　　　　

宇治川のほとりに建つ料理旅館です。この旅館の初代主人は山本亀松という人で、若主人は山本宣治という人。山本宣治は京都大学や同志社大学で生物学を教えていた学者出身の国会議員で、代議士になってからも真の民主主義国家を目指していましたが、39歳の時に暗殺されました。その彼が若主人であった宿には数多くの文人も訪ずれていて、竹久夢二もその一人だったそうです。ちなみに竹久夢二は二代目女将、お千代さんの肖像を描いています。周辺には平等院鳳凰堂や、源氏物語ゆかりの地などもありますのでお勧めします。

住所：京都府宇治市宇治塔川20
アクセス：京阪電車「宇治駅」から徒歩約15分、JR「宇治駅」から徒歩約16分

花やしき浮舟園 当館の歴史

さまざまな人達に愛された園。歳月の流れはロマンを秘めて…
西洋の花々が咲き乱れる風情から、いつしか"花やしき"と呼ばれるようになった、
歴史と由緒を誇る割烹旅館「花やしき浮舟園」。

当園の庭で琴の稽古をしている初代山本亀松の妻多年（右端）明治30年頃　

数多くの文人墨客が花やしきに訪れましたが画家・竹久夢ニもそのひとりでした。竹久夢ニが描いたお千代さん　　二代目女将（花やしき蔵）

学問を愛し、民衆を愛し平和と民主主義に　命を捧げた山本宣治(1889～1929)山宣の墓

山本宣治は若い頃アメリカ大陸に渡って、当時の日本にはなかった「自由と民主主義」を見につけ、京都大学や同志社大学で生物学（人生生物学）を教えていた学者出身の国会議員です。
学者になってからも、ただ学生に学問を教えるだけで満足せず、貧しい労働者・農民にまじって世の中をよくする運動に身を投じた人でした。
そして、やがて労働党の代表として衆議院議員に当選、代議士になってからも、真の民主主義国家づくりを目指し、当時の政府と真っ向から対立した結果、反対勢力から命を狙われ、彼が39歳の時に暗殺されました。

人々が慣れ親しんで「山宣」と呼んだその人は、宇治川のほとりにある料理旅館「花やしき浮舟園」の若主人でもあった人で宇治の町では毎年彼の命日である3月5日、善法の墓地で「山宣墓前祭」をひらき、平和と民主主義を守るために死んでいった故人を偲び、彼の意思を受け継ぐことを誓い合う集いをもっています。

"山宣ひとり孤塁を守る だが私は淋しくない背後には大衆が支持しているから" 

裏の墓碑銘を塗りつぶすまで建立を許されなかった。　しかし何度塗りつぶされても、いつのまにか彫りとれれていた・・・。