○△□ ∞ 鶴千亀万 人間百年

『鶴は千年、亀は万年、人間は百年へ』

6月20日(火)のつぶやき

2017-06-21 | ねっと・さーふぃん

 事故が起きたのは米海軍第7艦隊所属の「フィッツジェラルド」。弾道ミサイルを追跡するイージスシステムと、迎撃ミサイル「SM3」のシステムを連動させたMD対応のイージス艦だ。

 民間のコンテナ船との衝突でイージス艦の右舷が激しく損傷した。イージス艦は対空能力を重視。艦艇の装甲自体は機動性を重視し薄くつくられている点を突かれた。接触によるイージス艦の脆弱性も浮き彫りになった。それ以上に日本政府が警戒感を高めるのがミサイル防衛への波及だ。

 防衛省によると第7艦隊は横須賀基地に11隻のイージス艦を配備し、そのうちMD対応はフィッツジェラルドを含め7隻。海上自衛隊のMD対応イージス艦は4隻だ。定期修理もありすべて展開しているわけではない。

 フィッツジェラルドは衝突によりイージス艦の基幹システムである「フェーズド・アレイ・レーダー」付近が大きく損傷し、早期復旧は難しい。米海軍は代わりの船を派遣するとは公表していない。

 防衛省幹部は「1隻抜けてもただちに影響はない」と話す。一方で専門家の間には「1隻減れば米軍の運用計画は変更を余儀なくされる」との見方もある。

 第7艦隊は南シナ海なども担当。南シナ海の情勢が緊迫すれば、日本周辺に米軍が配備する艦艇が南シナ海に向かい、日本周辺は手薄になりかねない。海自の負担が必然的に増す。


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