○△□ ∞ 鶴千亀万 人間百年

『鶴は千年、亀は万年、人間は百年へ』

12月16日(金)のつぶやき

2016-12-17 | ねっと・さーふぃん

トラフグは、玄界灘などで多く水揚げされますが関東近海での詳しい生息状況はわかっていません。神奈川県水産技術センターは、平成16年から相模湾でトラフグを放流し、漁業者に聞き取りを行うなど調査や分析を行ってきました。

その結果、ことし東京湾で確認されるケースが相次ぎ4月には東京湾の入り口にあたる千葉県富津市沖で、産卵の時期を迎えたトラフグを、釣り船の客が大量に釣り上げたということです。
また6月には、東京の荒川の河口付近で、干潟の調査をしていた水族園の職員が、稚魚およそ100匹を確認したということです。

トラフグは一般的に湾の入り口で産卵し、稚魚は、えさの多い河口付近で成長するとされ、水産技術センターでは産卵期のフグや稚魚が確認された状況からこれまで繁殖が確認されなかった東京湾を産卵場所として繁殖している可能性が高いとしています。
そのうえで、来年以降、東京都や千葉県などにも呼びかけて、本格的な調査や乱獲防止に向けた取り組みを検討しています。

神奈川県水産技術センターの山※ザキ哲也さんは、「放流したフグや周辺の天然のフグが、東京湾で繁殖するようになったのではないか。乱獲を防ぐため、関係者の協力が必要だ」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161...