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身体モデルチェンジ

2020-04-02 07:30:00 | ダイエット

現代の科学ダイエットの具体的な方法について解説していきましょう。


一言で言えば現代の科学ダイエットとは、“飢餓モード”になっている体を、“戦闘モード”にモデルチェンジすることです。
人間の体は命を継続するために、環境に適応するものです。
少し前までの日本における石器時代のようなダイエットは、言うなれば昔の飢餓の時に、毎日食べ物を歩きまわって探している状態を食事制限と有酸素運動をすることで擬似的に作り出していました。

「飢餓で死ぬかもしれない」と思っているからこそ体は太るモードになっているのですから、もう飢餓で死ぬ心配はなく、それよりも「戦闘で死ぬかもしれない」と体に思わせれば自然と体は切り替わり、モデルチェンジするのです。
もし戦闘という言葉が嫌いならば、“狩りモード”でも良いです。
要するに生きるためには、戦争や狩りで人や獣と戦わなければならないと思わせれば良いのです。
そして体にそう思わせる手段はただ一つ。そう、疑似環境を作ってやることです。

戦闘のために多すぎる脂肪は運動能力を損ねるので邪魔です。
兵隊に極端なメタボはいませんよね? 太り過ぎていればまともに走ることも出来ないので、仲間について行けずにあっという間に敵に殺されてしまいますから。
逆に戦闘に必要なのは、脂肪ではなくて“筋肉”です。
敵と戦ったり、槍を投げて獲物を倒すのにも、筋力は強い武器となりますよね?

そして筋肉というのは、いわば“脂肪の焼却炉”なのです。

飢餓の時には存在しているだけでエネルギーを使う悪者でしたが、これは脂肪を燃焼する最大の器官なのです。 よって筋肉を付ければつけるほど、脂肪が落ちやすくなり、体は痩せやすくなります。

つまり効率よく脂肪を落とすためには、体を筋肉がつく戦闘モードにモデルチェンジしてやればよいことになりますね☝☝

【筋肉をつけるとなぜ痩せるのか】

まず原則として体脂肪を減らして痩せるためには、カロリーの収支をマイナスにしなければなりません。
つまり口から入ってくるカロリーよりも、消費するカロリーの方を大きくするということですね。
まあもちろん、口から入った全てが吸収されるわけではなく、人によっては殆ど便などで出てしまうこともありますが、基本的にはそうです。

そして口から入るカロリーを極端に減らすアプローチが、先程の石器時代ダイエットでした。
これが辛い上に不健康なのは、みなさんご存知の通り

そしてもう一つのアプローチが、“消費カロリーを増やすこと”です。
有酸素運動はこの考えに基づいていますが、それだけではやればやるほど体が環境に適応して筋肉を落としてしまいました。
ですが痩せやすい体にするためには、太くて燃費の悪い筋肉を付ける必要があるのです。

実際に燃費の悪い筋肉を増やすと、通勤や通学、家事や買い物などの日常の動作でも消費カロリーが大幅に増えます。いえ、もっと言えば筋肉が存在しているだけで、それを維持するためにカロリーを消費するのです。
これはつまり、寝ているだけでも痩せるということです

何だか夢のような話に聞こえますが、科学的に本当のことです。
そして筋肉を落とさないという前提ならば、更に有酸素運動を少し加えれば鬼に金棒です。

この状態を一般に、“基礎代謝が上がった”と言うわけです。
言葉としてはよく聞きますね。

基礎代謝と言うのはもちろん、筋肉だけではありません。人間の体は何もしなくても、生きているだけで心臓や肺を動かしたり、胃や腸で消化活動をしたり、内臓や脳が働くためにカロリーが必要です。また、体温を37°程度に保つためにも当然、カロリーが使われます。
基礎代謝は身長や体質でも大きく変わりますが、内臓が使うカロリーは我々にコントロール出来ませんよね? 自分の内臓に「もっとカロリーを使え!」と言っても使ってくれませんから。
だからこれらの基礎的な消費カロリーは毎日、殆ど一定なのです。
逆に我々に唯一コントロール出来るカロリー消費器官が、筋肉なのです。
(余談ですがアメリカのトップレベルのボディービルダーの中には、基礎代謝が上がりすぎて一日に1万キロカロリーを摂取しても太らない人も居るらしいです。正に筋肉はカロリーの焼却炉ですね)

筋肉をつけても肌や髪がボロボロになる事は一切ありません。後ほど詳しく書きますが、むしろホルモンが出て調子が良くなることのほうが多いでしょう。また体型は若返りますし、健康そうに見えます。更にメンタルも充実します。

恐らく人類の歴史上、飢餓でもメタボでもないこの状態が、人間本来の健康な姿なのでしょう。
よって我々は、その本来の姿を一つのダイエットの目標とするのが良いと思います。


そしてダイエットのためには、筋肉をつけることと共に二本柱として重要なのが、食事です。
先程口から入るカロリーと消費するカロリーの収支の話をしましたが、実際には同じカロリーが口から入っても、体に吸収されて脂肪になる量は食事の仕方や内容によって全く異なります。
脂肪を落とすために体を飢餓モードにせず、ちゃんと栄養の有る食事を取ることを推奨します。よって拒食症の様な摂食障害とは無縁です。ただしその方法に、また現代の科学的なポイントが有るのです。
また食事には、“筋肉を落とさない”とう重要な目的も存在します。
この食事法については、筋肉の話の後に詳しく書きますね。

では脂肪蓄積の飢餓モードから、筋肉が脂肪を燃やす戦闘モードに体をモデルチェンジさせるために、必要な環境作りについて具体的に解説していきましょう


【間違いだらけの石器時代筋トレ】

筋肉をつけることは簡単そうに見えて、実は日本の筋トレはこれまた間違いだらけです。
例えば毎日筋トレをすると逆に筋肉は細くなってしまいます。また、例えば腕立て伏せを100回もやれば、これまた筋肉が細く落ちてしまうのです。更に言えば、腹筋運動は全く腹筋(いわゆるシックスパック)を使っていません。



つまり毎日腕立て伏せを100回プラス腹筋を100回をやっている人なんかは、一生懸命筋肉が付かない努力をしていることになるのです。私も昔はやっていたクチですが、これで鍛えられるのはおそらく精神力だけでしょう。

正しく筋肉をつけるために必要なことはとても簡単で、
”体にもっと筋肉が必要な環境だというメッセージを送ることと、筋肉を増やすために必要な材料を提供すること”
につきます。

ええ、正しい答えというのは、得てしてシンプルなものなのです。
(まあその他にも薬物を使うといった飛び道具もありますが、お勧めしません)

ですが石器時代の筋トレが標準となっている日本においては、大幅なやり方と考え方の変更が必要となるのです。

時々「筋肉をつけ過ぎたくない」なんて心配する人が居ますが、安心してください。そうなるずっと前にダイエットには成功していますから😁😁
もしもそれ以上筋肉を付けたくない所まで来られたなら、トレーニングをやめれば良いだけです。やめることは簡単だし、いつでも出来ますからねっ。

筋肉を増やすと基礎体温が上がったり、成長ホルモンが出て若返るなど、計り知れないメリットがあります。
是非筋肉に対する偏見を捨ててみてくださいね。

さて、この正しく筋肉を増やす方法に関しては、男性と女性で少し事情が異なります。
次回は「男女別正しく筋肉を増やす方法 」をお届けします


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