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ウクライナ情勢について、と「減量」の経済学について、二つの話題

2022-04-01 01:44:20 | 政治
時節柄、この話題に触れないわけにはいきませんので、簡単ですが、ウクライナ情勢について、簡単に書いておきましょう

正直に言うと、ウクライナが優勢であるとか、ロシア軍が弱いとか、色々分析を出すのは結構だと思うのですけれども
すべて的が外れていると思います。すでに勝敗は決しており、ロシア側の勝ちです
バイデン、いや、あえて「バイデン政権」と言っておきましょう
バイデン政権がいろいろ画策して動き回っていますが、要は「本気で核戦争を起こす勇気がない」時点で、アメリカ、NATOの負けです
これは、徐々にその意味が分かるようになってくるであろうと思います
マスコミを動かして、情報戦だけでロシアを包囲し、経済制裁をすればロシアは音を上げる、そう思っていたのでしょうが
マスコミは具体的に国をせん滅する兵器を持っていません
世論を味方につければ勝てるかと言えば、そういうわけでもなく、逆に「反アメリカ連合」が結束してきていることにも気が付かない
今は逆に、アメリカの「口先外交」によって、多くの国がアメリカに不信感を持ち始めている、ということに気が付いた方がいいでしょう
中東諸国や中南米の国々、そしてインドなどですね
今のアメリカは、どう考えても筋が通っていない、ダブルスタンダードの国であり、バイデン政権は嘘つきだと見られ始めているのです
これが今後、カウンターのようにアメリカの信用を落とすことになるでしょう

ロシアは国を守るためにすでに腹を決めています、ところがアメリカは口先だけで勝てると思っていた、舐めてかかっていた
。。。ここが、勝敗を決したということです。
以上、ウクライナ情勢でした



次に、「減量」の経済学、について書いてみたいと思います
これは、日本の政治や経済に関して、「どうすれば肥え太った体を減量化して健全な姿に戻るか?」
それを考える「減量学」だとご理解ください

「いやいや違うだろ、みんな貧乏になって痩せているのに、なんで今減量なんだ」と思う方もいらっしゃるでしょう
ごもっともなご指摘だと思います

私がこれから述べる「減量学」という考え方は、世の中の血流であるお金の流れを止めているものを正常化し
不健全な血が溜まりうっ血していたり、動脈瘤を起こして破れそうになっている血管を、修復し正常に戻そうというものです
まず何から指摘しようかと思っていたのですが、まず最初は「ハゲタカファンドは無駄」からいきましょうか
えっ?政府じゃなくて?と思った人もいるでしょうが、私は本気で「ハゲタカファンドは無駄なものである」と思っています

やり玉に挙げて申し訳ないのですが、海外のハゲタカファンドなどもありますが、今回は「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を例にあげます
もちろん、孫正義さんご本人にとって無駄なわけではなく、「日本経済にとって無駄な仕事である」という意味だと解釈ください
私が主張している「小さな政府」とは、日本の足を引っ張る無駄な規制や制度、場合によっては経済の仕組みを正常に戻す、という意味です
日本経済を立て直すためには、日本経済にとってなにがプラスで何がマイナスになっているのか?
そもそも「それを見分ける智慧」が必要だと、私は思っています

ソフトバンク・ビジョン・ファンド(以降、SBVFと表記します)、ご存じない方もいらっしゃるでしょうが、内容は明らかなハゲタカファンドです
このSBVFのやっている仕事が、日本経済にとって明らかなマイナスになっている「無駄な仕事」である
ということが、政治家にも日本人にも分からないからこそ日本経済が停滞している、ともいえると思います

このSBVFのやっていることは、つまり分かりやすく言うとこういうことです
まあ、カモとなる未上場企業などを探し、監査法人などを入れて調査し、そこにSBVFが投資します
そして、その会社がいかに将来性があるかをPRし、多くの投資家の資金を呼び込み、投入させます
投資家の資金を誘い込んだら、その資金による株式含み益で会社の利益が膨らんだように見せる
場合によってはSBVFが高値で売り抜けて利益確保する
つまり、実体の伴わないマネーゲームなのです

実際、SBVFが投資した企業は、投資された資金によって設備投資が事業規模不相応に膨らみ、業績が極端に悪化したりなど
その投資を受けた企業自体がマネーゲームに翻弄されてしまったりしています
ひどい場合には、事業見通しの甘さによって、経営が傾いたりしています
そこに投資する投資家も、「まあ儲かるんだったら、一枚のせられてみるか?」の感覚で
SBVFが誇張した宣伝を行っていることを承知の上で、マネーゲームに興じて利益目的の投資を行ったりしています

実は、日本政府がこれを「資本主義とはこういうものだ」と勘違いしているからこそ、こういう投資目的のマネーゲームが許されるような
商法などの法律改正がたくさん起きているわけです

渋沢栄一が日本経済の大本を作ったと評される業績の一つに、銀行を作っていったことがあげられますが
バンカー(銀行家)の使命は「多くの企業に資金を投資して”日本の企業を育み、育てること”」だったからこそ
銀行には通貨発行権が認められている準公的機関としての立場が与えられているわけです
つまり、前回私が述べたように、資本主義には、「勤勉かつ自助の精神」と「国を豊かにするという愛国心・倫理観」が必要なのです
ハゲタカファンドは「自らの利益のため」に活動しているのであり、そこに一般の資金投資家を誘い込むのも、すべて「個人利益」のためなのです

よく、経済を語る人には「お金に色はない」という言い方をする人がいますが
経済学の限界は、その「お金の使い方の違いが分からない」という点にあります
何のためにお金を使うのか?
お金には色はなくとも、お金を使う人には違いがある、ということは知っておくべきだし
政治家がその違いが分からないことも残念ですが、そういう政治家を選んでいる国民自体も
じつはエゴイストになって投資ゲームで自分だけ儲かればいい、みたいになっているのではないでしょうか?
そのエゴの集積が、そういう社会を作っているのだと思います

私は、日本はいまこそ、優れた宗教的倫理観と、勤勉を美徳とする価値観を取り戻すべきだと思っています

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