小泉(竹中)内閣のときの構造改革路線により不評を買った規制緩和だが、彼ら(小泉・竹中)がやった構造改革は、本当の構造改革、規制緩和とは程遠いものがある。自民党橋本内閣のときにも省庁再編が行われたが、結局、省庁の数は減っても本質は変わっていなかった。サッチャー元英国首相は、橋本内閣が省庁再編をしたその時に、「それはすごい、では公務員の数はどれだけ減ったのですか?」と質問したという。規制緩和とは、その名の通り経済の足を引っ張る規制を撤廃したり緩めたりすることである。日本では根本的に逆のことが行われており、法律の数は増え続け、六法全書はもはや分厚い2冊にもなり、法律が増え続けることで、特殊法人の数もまた増え続け、無駄な税金と規制に対応するための労力が費やされることになるのだ。無駄な法律は削っていくほうがいい、規制緩和とは法律のリストラから始まる。この根本を知らなければ規制緩和にはならないのだ。
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