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深田萌絵さんの見解に興味をそそられる

2022-07-13 02:11:02 | 政治
深田さんの見解、切り口はいつも独自のものがあり、興味をそそられるものがあります
失礼のないように、発言には気を付けなければいけないのですが
深田さん。。。彼女は良い意味で「アスペルガー」的傾向をお持ちなのではないかと感じます。。。ある種の天才気質ですね


私は、亡き安倍晋三元首相と保守論壇について語るとき
日本の保守ほど「唯我独尊」で、「他を認めず」、「自らは決して反省しない」、人たちはいないように感じていまして
日本の保守の限界は「ガチガチに固まった保守思想」が、「かえって保守派政治家の足を引っ張っているところにある」と思っています
良い例が、ロシアに対する保守派の判断と、安倍元首相の政治判断の乖離ですね

亡き安倍晋三元総理は、ロシアのプーチン大統領と何十回も首相として会談を行っていました
これは、安倍元首相がロシアとの安全保障条約締結の必要性を感じていたからであり
また、資源の豊富なロシアとの経済的結びつきを強めることが、日本の国益にもかなうと考えていたのだろうと思います
ところが、「北方四島を返還しない限りロシアとの安全保障条約は認めない、ロシアを決して信用しない」
というのが、かねてからの保守言論界のガチガチの主張であるわけです

私は、北方四島を返還させるという案は、確かに日本にとっての原理原則ではあるかもしれないが
逆にプーチン大統領にとってみれば、国内政治的にも、とても飲める要求だとは思えないと、ずっと感じていました
日本の保守派が勘違いしているのは、プーチン大統領を単なる独裁者だと思っていることです
ロシアっていうのは、日本の保守言論人が思っているよりもずっと民主的なのですよ
プーチン大統領は「独裁者的」ではありますが、国内政治をするにあたって、決して独善的に決めたりはしません
リーダーシップがあり、実行力もありますが、他の意見に対しては、聞く耳を十分持っている優れた政治家なのです

プーチン大統領がシベリアの資源開発で日本と協力したいと思うのは、掘削や開発、輸送システムの優れた技術を
日本から引き出したいと考えていたからでしょうけれども、それはロシアの国益を考えれば当然のことで
そのためにネックになっているのが「北方四島」問題であるならば、「どこまで譲歩できるか?」は考えていたと思います
ところが、これに対して待ったをかけたのが日本のガチの保守派ですね

「北方四島を返さない限りロシアとの協力関係は認めない」
これが日本の保守の代表的な意見であって
これで、安倍晋三元総理は躓いたわけです。。。自分を応援してくれる保守派の反発を恐れたわけですね
国際間の条約や協力関係は交渉事なので、日本がロシアの事情を一切認めなければ、当然まとまるはずはないのです
結局、30回以上首脳会談を重ねながら、ロシアとの交渉はまとまりませんでした
それでも、シベリア開発事業を共同で進めるところまで持って行ったのは、やはり安倍元首相の功績でしょうね

ただ、もう一つ指摘しておくとするならば、今回の岸田首相の対ロシア、ウクライナへの外交姿勢について、ですが
これは安倍元首相の功績を完全に破壊するものでした
岸田首相は、シベリア開発のインフラをロシアに摂取されるとは、本気で思っていなかったようですが
これはもう、はっきり言って「愚か者」のレベルですね、政治家として失格のレベルです
自分がロシアに対して「宣戦布告」していることすら分からないような低レベルです

そして、このウクライナ紛争において、岸田首相を後押ししたのが、ほかならぬガチの保守派です
「ほら見ろ、ロシアは信用できるわけないんだ」と、彼らの高笑いが聞こえてくるようでしたし
最初の頃は、「これでロシアは弱体化して国家破綻する」と、彼ら保守は一致して意見を述べていました
しかし、そうはなりませんでしたね(笑)
現実には、もはやウクライナの一方的敗戦は決定的ですし、バイデンやジョンソンらの暴走で、西側がダメージを受け続けています
彼らガチの保守派の一番悪い点は、「間違っても絶対に反省しない」ということです
個人的には立派な方もたくさんいるんですが、やはり自分の意見が間違っていることを認めることはありません

彼らは分かっているのかどうか知りませんが
彼らは自分たちの見解を証明するために、「ロシアに対して強行姿勢を取れ」とか、「ロシアを絶対許すな」とか
声高に叫んでいたようなところがあります

では聞きますが、自分たちの意見が正しいことを証明するために、ロシアに対して敵対するんですか?
それは、自分たちがロシアを徹底的に敵視することで、ロシア側からも敵視されるように、自分から仕向けているだけなのでは?
今回、このガチの保守派は、この点については岸田首相を後押ししていたことは確かです
でも、これによって「作る必要のない敵を作った」という事に対しては、彼らは決して「間違った」と反省はしないでしょう
彼らは「自分たちの主張が正しい事」を証明するためにアメリカ、バイデンを応援していたわけですから
それは、私たちがいくら「ウクライナの真の問題点とロシアの立場」を説明しても、彼らが聞き入れるわけはないのです
「それは日本の保守の考え方じゃない、そんなのは保守じゃない」これが彼らの立場で、とにかく頑固だし唯我独尊的ですね

でもね。。。。それもそろそろ潮時です
アメリカのメディアでさえ、もう報道の潮流は変わっていて、一極集中ではありません
日本はまだ、ガチの保守派が「ロシアの立場」を絶対に認めませんし、まあ勝手にやって信用を落とせばいいと思っていますが
この「保守のプライド」が引き込んだ「日本の危機」は、今後大きく日本に影響することになるでしょうね

今日は日本の保守派の問題点について、少し語ってみました

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