FUJISUZUKO

藤鈴呼

「True Colors」堪能

2016-07-27 10:34:07 | Weblog




白封筒、ひとはね ひとはね 有り難く

*

心のこもった文字というものは音符のようです
涼やかに鳴る 夏の風鈴の如し♪りーん♪

そんな封筒に添えられていた切手
80円 ふみの日切手が ダチョウのように見えて 
その 赤く軽やかな足取りで
夏を飛び越えてしまいそう

真下には 62円切手が二枚 サザエ柄
海のササヤキが響き 

その後に ちょこなんと
懐かしい1円で締めてありましタ♪

一緒に届いた 本の旅
今回の一冊は・・・

ipプロジェクト True Colors

内容紹介
iPプロジェクトによる2016年春期版「True Colors」。


<iPプロジェクトとは?>

インターネットを媒介に参加者を募り、
アンソロジー詩集を出版する計画活動を展開しています。

参加費無料が大前提で2005年に発足し、
2007年より春秋年2回の刊行をおこなっています。

固定メンバーは設けず、個々の作の優劣も眼目にしない
自由な発表媒体の確立を志向しています。

*

というもので、
以下、<参加者/掲載作品> と続きますが

その合間に
私なりの一口雑感を記したいと
思うちょります

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

萩村 昧人/「口紅と二時」

6頁 物語の始まりとして 
口紅という言葉が来ることに
ドキリとしました 

ベタなのですが 
鏡に口紅で描くサヨナラの文字、のような 

消せない恐ろしさのような印象が
ありましたので

締めにもなりそうな作品だなあ、
などと思いました

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

そめや じゅん/「サクラマウ」「ユビキリゲンマン」
「誰か、僕を見つけてください」「ミライイロ」

10頁 そめやさんの作品は
タイトルがカタカナで

ちょっと鋭いような
言葉からのイメージがあるのですが

作品そのものからは
何処かしら和を感じます 

さくら、
こう 平仮名で書く世界観に慣れていると

別の花びらの色合いを
欲した句もなりますから
丁度良い空気感でした

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

東 文緒/「新緑今紫」「白黒アリス」

16頁 アリスの世界は 
想像しやすかったです

みゅうの さなから 本の旅で 
アリス関係の本を幾つか読んでいて
自分的にもタイムリーだったからかも 
しれません

新緑・・・の作品は とにかくカラフルで
(と、カタカナではなく 
色、と表現したい処ですね)

目まぐるしい視界の外で 
ゆるりとこちらを見やる猫の心を
連想しました

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

菊池 恵輔/「見猿、言わ猿、聞か猿、叡智の徴」

18頁 菊池さんの 「欲望」という文字が
たくさん連なる部分では 

(これは長歌のように流れていくと 
留まることを知らない作品に仕上がりそうだ、

いや、仕上がることも 知らぬままに 
連なり続ける世界を席巻する
風になりそうな気がする・・・)

という思いの流れを連れてきてくれました

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

本多 裕樹/「夢のかなた」

23頁 だましのたわむれ、
このフレーズは
平仮名で柔らかいのだけれども 

ややもすれば 恐ろしい世界が
やって来そうな気がして ゾクリとしました

タイムリーに
恐ろしいニュース映像を見た
直後だからかもしれません

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

青葉 茂/「しびれるる」

早速 ぱらぱらと眺めましたら 
どこかで読んだことのある あおば作品が 
堂々たる中央あたりに紹介されていました。

太陽書房の黄色いしおりが挟んであり 
しびれ具合にも
磨きがかかりそうでありましたが 

太陽光線であれば 
人一人をしびれさせるには十分と 

真夏の麦わら帽子の有り難さを
説いているのか とも 思えてきます

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

甲斐 聖子/「ラムネ」「仲間ごっこ」
「進みゆく」「破裂音」

31頁 仲間とは何だろうか 
イエスマンとは誰だろうか 

信用という感情とは、と 
少しずつ哲学的に考えてしまいそうな夜に

答えをくれる ヒントになりそうな
作品のような気がしました 

疲れた夜は 踊りながら眠ると
良い夢が見られるのかもしれません

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

ぽえまる/「いのち」「紅色の」
「詩よ、はばたけ」「賞という名の枷」

ぽえまるさんの作品が 何だか好きだなあ
と思いながら 読み進めていたら 
大分の方じゃあないですか! 
と 一人で興奮しております

詩には本当に羽ばたいてほしい! 
手を広げて 伸びて行く言葉と
唄までが響きそうで 
伸びやかな気分になりました、乾杯★

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

砂木/「小雪」「冷たい カーテンコール」「地の海」
「こまめの まくらもと」「現場にて」

38頁 砂木さんの  
ビン 薄い レモン色

このあたりの
言葉の繋がり方も好きです

何も 真夏風味の暑さから
来るものではなく 
只今 冷房で雨模様ですから 

過ごしやすいのですが 
どこかスッキリする言葉に
反応してしまうようです

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

もえか/「生きる」「神様、仏様」「気付いたら」

45ページ もえかさんの「気付いたら」、は 
とても分かり易かったので

ポエム初心者の方が
薄い冊子で持ち歩きたくなるような、

どちらかというと 
銀色夏生さんの夏を
彷彿とさせるような空気感が
私の中で蘇り 
懐かしい気がしました

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

とだ こころ/「座右」「夢現」「隠密」「心得」

46頁 とださんの作品は 
何故か 左側に進むにつれて 

同じ文字フォントの筈なのに 
少しずつ 少しずつ 
世界観が大きくなっていくような
錯覚が生まれて 

読みながら
不思議な感覚に包まれました

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EXCENTRIC*KANON/「旅立ちの朝」

50頁 世界観が哀しくて 
先取りの秋のような作品だなあと
感じました 

落ち葉と北風が見えそうなのですが 
ちょっと耳を澄ませば 
夏の虫も涼やかに響くのですから 

世の中どう転ぶかは分からないなあ

元気ももらえそうな気がします

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吉野 エカ/「ウノスンリマ」

54頁 タイトルが面白くって 
読み返してしまいました。

その直後に何故か 
ゴム飛びをする女の子たちや 
鉄棒で逆上がりを練習する男の子の世代、

制服の似合う年代の
若さあふれるエネルギーのようなものを
感じました

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橘 樹来/「言葉のナイフ」「コトノハ」

58頁 橘さんのネーミングから
何だか親近感でした 
じゅらい、のフレーズも最近 
あおばとのやり取りでありましたものね

少年 と 中味のフレーズで 
ブルーハーツのような曲が 浮かびそうだな、
もう少しで浮かびそうだな、

切れそうで切れぬ切先を
震える空気に切りつける、
そんな感覚でした

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恵/「愚問」「生誕」

62頁 恵さんの作品は 
本質をとらえながらも 
文字数がカッチリとしていて 

最後のほうの 
嘘 の フレーズに 
ドキリとさせられました

全てを見透かす 
真夏の水たまりに映る空のような
感覚でした

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目の前の現実を信じるから嘘なのか、
嘘だと分かっていながら
微笑を称える心こそが嘘なのか、
嘘だと思っている出来事こそが嘘なのか、

突き詰めて考えていくと
こんがらがってしまうけれど、

読み進めると 
すうと息を吸うように
嘘が咀嚼されていくような

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以前、ブログで
哲学がありますね、という
一言コメントがあり

思わず「哲学」を
ウィキペディアで調べたという為体(爆)

調べた癖に すっかり忘れておりますが
私の中の好き勝手なイメージだと

著書を認めるような良識の在る人間が描く考え方
という感じかなあ

私の場合は

こんなことがあって
こんなことを感じて
私は こうありたい!

の 三段落ち(!?)戯言で
自分の思いをまとめて
丸まって眠る、という感じカナ☆彡

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Win10へ宗派替えということは
うぃんてん教と呼ぶのでしょうか

デスクトップ画面がオシャレです
ジオラマの文字が大きく くすっとします

列車の顔が ぬぼーっとしていて 
朝の私そのものです

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前職場への訪問というのは
独特のアウェイ感もありますが

懐かしく気楽な気分も
連れて来ます

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居酒屋バイト、
ランチタイムのパート、
表現によって
受け取るイメージって変わるね(笑)

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私の愚痴かあ~ 
激しい愚痴のないように
考え方を変えながら 
やり過ごしていることもあるし、

イラッとしたら言うよー。 
顔に出るし(笑)

食いしん坊だから
思ったのと味や量がちがーう! とか(笑)

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

~紙を彩る自由空間~

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★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
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