たわごとばかり くりかえす
いいえ ざれごと などと いう
癒えぬ傷なら 云えぬもの
家なき家鴨が繰り返す水音
水面に跳ね返る自らの表情
視力が良くないから 確りとは見えない
その位が丁度良いのだと
何処からか慰めの言葉が降り注ぐ
空を 仰ぎ見るなんて 芸当は出来ぬ炎天下
抱えた玉の汗ごと スッカラカンに乾く陽に
あざ笑われて 終わりそうな
今日のピーカン
あなたを てのひらのうえで ころがすよりも
ころころ ころころ
たのしく 舞い踊っていた方が
いっそ 倖せと言うものよ
しあわせの角度など
誰しも違うと知っていてね
それでも まだまだ 呟くの
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ゴールド
金に汚かった訳でも
訳知り顔で
妙に細かかった訳でも
分け入れぬ領域を
自ら指示さぬ和気でもなかった
あなたなら
この色を
選びそうな 気がして
一目惚れ
プシュッ
栓抜きの音とともに
跳ね上がる泡が
そろそろ似合う季節
あなたが纏う雪は
もう溶けて
二度とは 降り積もらない
あなたの上には もう
跳ね上がる鱗の柄さえも
見えないのだ
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47個の指輪
ユビワ
指ぬき
閂
あなたの目の前に
三つを指し示す女神が現れたら
きっとあなたは 真っ先に
アレを選ぶでしょう
金色の瓶
虹色の夢
叶わないと
知っていて
それでも唱える歌が
不協和音を 奏でようとも
音が続くから
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指
綺麗に見える 角度を探す
細くもない
補足すべき事項も
中々見つからぬ我が指は
案外と 働き者
丸三日間
自らの肩を抱いていたから
疲れが出たのだろう
嫌気が差したのだろう
誰かは問う
そんなに動かすと
ねえ又 動かなく なりますよ、と
それなら それで いいじゃないか
髪を 振り乱して 叫ぶ
途切れぬ声ばかりは 大きく響く室内で
真四角じゃあないから いけない
反響するように 作られているんだ
彩られた 半狂乱のリズム
不確かな鼓動
孤独を抱え
たった一人で立ち向かう
何処に?
誰と?
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じゃ
我が麗しの相棒
コードネームはP-01G
ガラケー族街道爆心中
脱線は許されない
ダジャレは御洒落
オサレは最高のアイテム
光る宝石をゲットしたら
天国と会話できるのだ
そんな話を小耳に挟んだ
隣の鴉が 噂していたよ
蛇腹だかJAXAだか分からないけれど
これで手放し運転が 可能なんだってサ
ザッツ・ライト
大きな弾電球が途切れる前に
真っ先に唸ってみてよ
苦しみも 哀しみも
等間隔で 電波に乗るよ
ノイズは 君次第
Jabraぶらぶらヘリコプター
ブーンブーンと旋回してさ
このまま何処に飛ばされるのか
竜神様は旅行中
この夏最高の湯加減だから
湯あたりしちゃうかも
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