職員へのパワハラや物品おねだりに絡む疑惑を内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事への注目度が一段と高まっています。知名度は今やすっかり全国級になった感があります。
産経ニュースで繰り返し報じてきましたが、ことの発端は3月中旬。元県西播磨県民局長の男性による内部告発でした。一部の県議や報道機関に配布された告発文書には、気に入らないことがあると職員を怒鳴り散らすなどのパワハラが横行し、「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」として業者からたびたび贈答品を受領している-といった7項目に及ぶ疑惑が列挙されていました。
男性は今月19日、疑惑の真偽をただす県議会の調査特別委員会(百条委員会)の第3回会合で証言する予定でしたが、その直前の7日、死亡しているのが見つかりました。自殺とみられ、「一死をもって抗議する」という趣旨のメッセージを残していました。
さらに24日、告発文書で言及されている疑惑に絡む業務を担当していた男性職員が疲弊による療養を経て4月に死亡していたことも判明しました。これも自殺とみられますが、県は主にプライバシー保護を理由に約3カ月にわたって公表していませんでした。
▼知事告発文書で言及の兵庫県職員死亡 「精神持たず、休暇中」と記載、3カ月公表せず
19日の百条委では、内部告発した男性が読み上げる予定だった陳述書や、「特産ワインをおねだりした」ともとれる斎藤氏の音声データを採用。8月下旬から関係者の証人尋問を進め、年内に調査報告書をまとめる方針が決まりました。
産経新聞
初めて、中国とロシアの戦略爆撃機が同時に米国アラスカ防空識別圏(ADIZ)に進入し、米国の領空から約200マイルのところまで接近しました。今回は中国が挑発の映像を公開しました。
爆撃機は米国とカナダの戦闘機によって迎撃されました。米国はF-35ライトニングII2機とF-16ファイティングファルコン2機を、カナダはCF-18ホーネット2機を派遣しました。パトロールの各ポイントでは、ロシアのSu-30SMとSu-35S戦闘機によって爆撃機が護衛されました。
パトロールは約5時間続き、チュクチ海、ベーリング海、北太平洋をカバーしました。この作戦は中露軍事協力の大きな進展を示しており、地域の安全保障に対する影響に懸念を抱かせています。
Redação