兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、文書の内容を調査する県議会の調査特別委員会(百条委員会)は16日午後、理事会を開催。男性が百条委に向け、残していた斎藤氏の疑惑を示す発言を記録した音声データや陳述書の取り扱いを協議する。
関係者によると、男性は7日に死亡し、自殺とみられている。死亡前、「(百条委は)最後までやり通してください」「死をもって抗議する」とのメッセージとともに、斎藤氏の疑惑を示す発言を記録した音声データや陳述書を残していた。
一方、斎藤氏は15日、大阪市内で開かれた関西3空港懇談会に出席し、終了後に報道陣の取材に応じた。14日に自民党兵庫県連会長の末松信介参院議員が事実上辞職を求める発言をしたことに対し、「一日一日の仕事をしっかりやっていくのが私の責任だ」と述べ、改めて辞職を否定。そのほかの質問には16日午後に予定されている「定例会見でお答えします」という回答を繰り返した。
産経新聞
16日午前4時ごろ、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは11日以来で、今年30日目。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻とも機関砲のようなものを搭載。領海から出るよう巡視船が要求した。
領海外側の接続水域でも、機関砲のようなものを搭載した別の1隻を確認。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは208日連続。日本政府による2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。
共同通信
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、16日午前4時頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で、中国海警局の船2隻が相次いで領海に侵入した。2隻とも砲のようなものを搭載しており、同6時15分現在、領海内を航行している。領海への侵入は11日以来。付近では日本漁船(総トン数9・7トン)1隻が航行しており、海上保安庁の巡視船が海警船に対し、領海から退去するよう警告している。
読売新聞