フロリダ銃乱射事件 「銃規制」大統領選の争点に

2016年06月13日 15時14分59秒 | Weblog

【ワシントン=川合智之】米国史上最悪のフロリダの銃乱射事件は米社会に衝撃を与えた。オバマ米大統領は12日、緊急声明を読み上げ、「テロ行為であり憎悪による行動だ」と非難したうえで、銃規制の必要性を強調した。銃規制の是非を巡る議論が再燃し、テロ対策とともに11月の米大統領選で争点になりそうだ。

 トランプ氏は「(2001年の)米同時テロ以降、数百人の移民と子供たちが米国内でテロに関与した」と述べ、自身が掲げるイスラム教徒の入国禁止政策の必要性を改めて強調した。トランプ氏は銃規制には強く反対している。

 民主党のヒラリー・クリントン前米国務長官は声明で「事件で使われたような銃がテロリストや犯罪者の手に渡らないようにする必要がある」と強調。「戦争の兵器が町に存在する意味はない」と銃規制の強化を訴えた。クリントン氏は事件を受け、15日にオバマ氏が初めて応援に訪れる予定だったウィスコンシン州での集会を延期した。

 銃乱射情報サイト「銃暴力アーカイブ」によると、4人以上が死傷した銃乱射事件は米国内で今年すでに133件起きている。米メディアによると、オバマ氏が銃乱射事件後に緊急声明を出すのは就任後15回目。銃規制の強化を訴え続けているが、銃ロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」の影響が強い野党・共和党の反対で法制化は見送られてきた。

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